2011年6月22日水曜日

今日の午後札幌で開催される「みんなで学ぼう"農薬どさんこ塾 in さっぽろ」に出演するために、昨日から北海道に来ています。北海道には今年の2月にも来ましたが、その時は赤レンガ造りの旧北海道庁舎も庭も道路も、あたり一面雪に覆われていましたが、今回は緑に覆われていて、ポプラの木からでしょうか、白い綿毛が雪のように降って舞っています。

新旧の北海道庁舎が見下ろせるホテルの部屋に滞在していますが、今から講演に使うスライドの最後の見直しをしようと思っています。夕方会が終わればすぐ新千歳空港に移動して東京に戻り、松戸から車で九十九里浜白子海岸の仲間が宿泊している民宿に駆けつけます。到着するのは多分夜中の12時を過ぎるでしょう。明日は朝4時半頃から無人ヘリコプターによる松くい虫防除の薬剤散布がありますので、1時間前の3時頃には現場に出て、大気を補集するポンプを設置したり、準備をしなければなりません。いつもそうですが、こういう野外調査は体力勝負です。
得られたデータは最終的には周辺環境における農薬の大気中の濃度として表わされますが、それによって周辺住民の健康に影響がある濃度かどうかを判断するのですから、泥くさい地道な現場での調査ですが、重要な研究だと思っています。