2011年7月2日土曜日

6月30日に振り込まれた方(6回目)の支援金が届きました。これで支援金の現在高は69,000円、延べ322人からの合計額は3,209,585円になりました。ありがとうございました。

昨日のブログで報告しました6月29日に振り込まれた方(8回目)から以下のメッセージが届きました。ありがとうございました。
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いつもHP拝見しております。先日、少額ではございますが送金させていただきました。まだまだ先と思っていた裁判が、ついに始まります。正当な裁判がなされることを祈るばかりです。

既に報道されていたことではありましたが、リンゼイさんに残された「多くの傷やアザ」という文字を、先生のブログの中に見た時は、改めて強いショックを感じました。市橋さんの心の中に潜むその狂暴性は、更生されるのか。冷酷・非常な人間なのではないか。

その一方で、釜ヶ崎で職を得て、本当に過酷な労働条件の下、ひたむきに働いていたこと。犬やネコを可愛がっていたという優しい一面。印税で少しでも償おうという気持ち。

人は誰もが二面性を持っていると思いますが、一瞬の「魔」で犯罪者になってしまったとしたら、なんと愚かな、悲しい運命かと思います。 「魔」であれ、「運命」であれ、許されるわけではなく、起こした罪は裁かれなければなりません。ただ、起こした罪が「正当に」裁かれ、更生の可能性が「正当に」評価されるよう、祈っております。

時節柄くれぐれもご自愛下さいませ。
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6月30日のブログで書いた「市橋君の裁判での私の証言では、減刑を嘆願するつもりは全くありません。」ということに関して、支援者から私の考えは変わったのかと心配されたお手紙をいただきました。表現が冷酷な印象を与えたかもしれませんが、私の考えは一貫して変わっていませんので、ご安心下さい。子供や学生が悪いことをした時は、それは悪いことだと教えるのは親や教師の役割だと思っています。市橋君がリンゼイさんにしたことは明らかに悪いことですので(この点については本人も認めていますし、検察側と弁護側に主張の違いはないようです)、市橋君には自分のしたことがリンゼイさんにとってはどれだけ尊厳を傷つけられる屈辱的なことであったか、又殺意はなかったにしろ強姦後監禁しその結果として死に至ったことについて、心の底から反省し、謝罪し、犯した罪に相当する罪の償いをしなければなりません。その上で、私の知っている市橋君なら十分更生することができる筈ですから、刑に服した後彼の人生に何年残るかわかりませんが、残りの人生をしっかり生き直すチャンスを与えてほしいと願っています。また、刑に服している間も現在のまま年を経るのではなく、成長し続けてほしいし、彼にできる分野と範囲で社会にも貢献してほしいと願っています。この支援する会の役割は、裁判が結審した時点で終わることになっていますが、皆様と相談の上、できることなら別の形で引き継いで、服役中の市橋君の成長を支える役割を担えればと考えています。

今日は午後2時から鳥取市でサイエンスカフェがある予定でしたので、羽田空港を11時に出発する飛行機に乗るつもりでした。十分早目に自宅を出たのですが、途中で常磐線が何回も止まって、とうとう空港に着いたら出発15分前で予定した飛行機に乗れませんでした。他の便や、近くの他の空港に行く便もチェックしてもらいましたが、結局4時頃しか到着できないということになりました。現地ではずい分前からサイエンスカフェを企画して、準備をしてくれたのに、キャンセルしてもらうしかないということになりました。参加を楽しみにしてくれていた一般市民の方々にも、申し訳ないことをしてしまいました。(先ほど現地から電話があり、私の話を何回もきいたことのある人が、私のスライドを使って代わりに講演して下さったとのことでした。ホッとしました。)

お蔭で今日の午後と明日の午前の時間が空きましたので、今から近くの床屋に散髪に行くつもりです。
明日からは市橋君の裁判に関して、メディアからの取材申し込みが一杯です。裁判の前と後とありますが、すでに取材が済んだ読売新聞に加えて、フジテレビ、TBSテレビ、東京新聞、イギリスの新聞The Times 、BS-TBSテレビ、朝日新聞、イギリスのBBC放送のラジオとテレビなどですが、実際に裁判が始まればまた増えるでしょう。