2011年7月16日土曜日

明治大学御茶ノ水キャンパスのリバティタワーと呼ばれる高層ビルの教室での講義は無事終わりました。一般財団法人化学物質評価研究機構(CERI)寄付講座と明治大学安全学研究所の共催の「化学物質の法規制」という計16回の講座で、私は農薬の安全性について、13:00-14:30と14:40-16:10の2コマ分担当しました。前半で少し時間をオーバーしたので、後半を少し駆け足で短縮しようと思っていましたが、やっぱり後半も熱が入ってしゃべり過ぎて、終わったのは16:30くらいになってしまいました。この講座はテレビでおなじみの北野 大(まさる)教授がコーディネータ役を務めておられます。北野先生はテレビでよく拝見しますが、本当の顔は、明治大学工学部応用化学科教授で、環境化学がご専門です。先生も最初から最後まで最前列で私の講義を傍聴しておられました。

週刊文春の記者からの取材の約束がありましたので、講義終了後すぐ近くの山の上ホテルのロビーで1時間くらい市橋君の事件について取材を受けました。この記者は事件発生時からこの事件について追いかけてきたというだけあって、私の知らないこともたくさん情報を持っていました。一年ぶりに訪ねた御茶ノ水界隈(かいわい)は、私が浪人時代に予備校に通ったところですが、今は通りに楽器店がたくさん並んでいたり、すっかり変わって昔の静かな文教地区の印象はなくなっていました。若者にとっては活気のある魅力的な街なのでしょうが、私には昨日見た鹿児島の荒々しい桜島の自然の景色の方がいいなあと思いました。

これで今月の残りの大きな仕事は25日の島根県出雲市での講演だけですので、少し先が見えてきた感じです。明日の日曜は久し振りに自宅でゆっくりし、朝寝坊もしようと考えています。今までメールをいただいても多忙で返信ができなかった方々にも、少しは返信ができるかもしれません。