2011年7月4日月曜日

今日は市橋君の初公判が千葉地裁で開かれました。私のところには、午前中はイギリスの新聞 The Times の東京支局長が取材にこられました。日本人スタッフが翻訳したのでしょうが、支援する会とこのブログに今まで書いた記事を全部知っていました。午後からは、私は共同研究をしている千葉大学のT教授の研究室で松くい虫に関する実験をしていましたが、その合間に裁判に関してフジテレビ関係者と日本テレビ関係者の取材がありました。

7月2日に振り込まれた方(5回目)の支援金が届きました。これで支援金の現在高は73,000円、延べ323人からの合計額は3,213,585円になりました。ありがとうございました。この方からはメッセージもありましたが、ブログには紹介しないでほしいと記されていましたので、紹介しません。

公判を傍聴した支援者の一人から以下の報告が届きました。直接傍聴した方からの生の声で大変貴重です。ありがとうございました。
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今晩は。本日、千葉地裁に行って来ました。傍聴券の抽選に初公判は特に並ぶので、ほぼ諦めてましたが、なんと当たったんですよ。
マスコミのアルバイトが多く並び、傍聴希望人数975名もいましたけど、当たりました。

一番前の席に座れたので、市橋達也さんの直ぐ後ろで傍聴出来ました。傍聴席には、リンゼイさんの姉妹が座り、リンゼイさんの写真を持ってました。検察側には、リンゼイさんのご両親が座り、隣に座った通訳の方が、全て訳してました。
手錠と腰縄をし刑務官に連れられて市橋達也さんは入廷し、証言台の前で突然、前に倒れるように跪き、リンゼイさんのご両親に向かい、深く土下座をしました。刑務官に「立て!」と言われ、立ち上がった後も、深くお辞儀をしてました。その後の休廷時に再度入廷する際も、深くお辞儀をしてました。その姿に私は、本心でお詫びをしてる気持ちを感じました。

殺意に対しては『私はリンゼイさんに対して殺意は有りませんでした。しかしリンゼイさんの死に対し、その責任は有ります。私はその責任は取るつもりです。リンゼイさんに姦淫したのは私です。怖い思いをして死なせてしまったのは私です。本当に申し訳ございませんでした。』
顔を多数回殴ったり、緊縛したり、頚部を圧迫した事実確認の質問に、数分の沈黙後に『…事件の日に何があったのかを知ってるのはリンゼイさんと私しかいません。でもリンゼイさんは私のせいで何も話せません。事件の日に何があったか話して行くのは私の義務です。今の質問は、これからの裁判で詳しく話していきます。』涙声で語りました。

検察官の証拠調べでは、元交際相手の供述調書や、市橋達也さんとリンゼイさんのドトールコーヒー・マンション周辺・エレベーター内の映像や部屋の中の写真や残されていた粘着テープ・結束バンド・コンドーム・衣類等も映し出されました。
浴槽に入れられたリンゼイさんの姿が映された時には、リンゼイさんのお父様は顔を真っ赤にし涙し、お母様は終始下をを向き泣いてる姿を見るのは辛かったです。姉妹も泣いてました。

今迄支援して来てましたが、彼とは会った事もなく、本山先生からのお話や報道から受け取る私なりのイメージしか有りませんでしたが、実際に彼を見た時にどう感じるだろうと少し不安に感じてた部分も有りましたが、思っていた通りで、今迄以上にずっと支援し見守りたいと思いました。
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マツノザイセンチュウを接種してどれくらいの時間経過でどれくらいの松枯れ症状が現れるかを観察する予備実験を、千葉県森林研究所の福原一成氏の協力で実施しました。大学院の学生諸君も興味深そうに見学して勉強していました。(写真はクリックすると拡大できます)