2011年8月27日土曜日

支援者がせっかく選んで差し入れた本について私が市橋君に余計なアドバイスをしてお叱りを受けたことについて、お二人の支援者から励ましのメールをいただきました。ありがとうございます。直接謝罪のメールを差し上げましたので、もう大丈夫だと思います。

金子みすずの本を差し入れされた方から次のメールが届きました。
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金子みすずを知ったのは十数年前、ある女性週刊誌で特集されてからでした。とても大正から昭和にかけてに書かれたとは思えない現代にも通じる内容でした。そして、彼女から見れば役に立たないように見えてもきちんと役に立っている。みなそれぞれ違いがあっていいのだと、そして相手の気持ちになって考えることを教えてくれました。
最近だと震災直後のACで「こだまでしょうか」、火曜日夜九時から放送されている「開運なんでも鑑定団」のCMに「雀のかあさん」が使われています。決して市橋君に押し付けるつもりは全くなく、気に入らなければゴミとして捨てても一向に構いません。

寝覚の床は21年前に行った事があります。懐かしいですね。地名かどうかは不明ですが名勝として知られています。浦島太郎が竜宮城から帰ってきて目覚めたところという伝説が残っています(本山:やっぱり場所のことだったのですね。)

本山先生来月からのバケーションを存分に楽しんできてください。ブログでの報告を楽しみに待ってます。
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先日お花を差し入れされた支援者からは、地図帳を差し入れしてきたという報告が届きました。地図帳はいいですね。独居房の中にいて、日本中・世界中を旅できますので。読み終わって保管しきれなくなった本については、来週接見に行く時に、市橋君とも少し相談してきます。せっかく皆様の善意で差し入れされた本ですから、古本屋で安く売るよりも、もし刑務所の中に図書室があるのなら他の受刑者が読めるように寄付をするか、どこか田舎の、本を購入する予算があまりない公立図書館に寄付をするなり、市橋君が読み終わっても本は貴重な財産ですから、有効利用されるようにもう少し考えたいと思います。
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本日(8/26)千葉刑務所に差し入れに行ってきました。
本は、定期的に差し入れようと思ってましたが、今後につきましては、少し検討しようと思います。
先日、本山先生と面会なされた時も、市橋達也さんは差し入れ希望の本はないと仰ってたとの事で、遠慮されてるのか本心かは分かりませんが…他の支援者の方も様々な本を差し入れられてますので(不要の物は宅下げされるのとは別にして)未読の本をどの位、保管出来るのか気になります。

千葉刑務所に電話で問い合わせましたら、本の差し入れは、窓口は1日5冊迄で郵送は制限がないそうですが、量が多いと他の物が入らなくなってしまうそうです。部屋の中に置けるケースが有りまして、その中に衣類も含めて本も保管されるそうです。ケースに入らない物は刑務所内で保管し、必要な時は部屋に入れてもらえるなら、沢山届いても問題はないと思いますが、この点は又確認してみようと思ってます。

(差し入れしたい小説も有りましたが)今回は地図帳を差し入れました。
《GLOBAL MAPPLE 世界&日本地図帳》
地図の興味の有無は分かれると思いますが、彼の手記を読みまして(あれだけの逃亡をしましたし)地理には詳しそうな感じがしました。又、初公判の時の証拠で、大型モニターに映し出されたマンションの部屋の中に、数枚の地図が貼って有りました。

彼に共感してもらえるかは分かりませんが…私は地図を見るのが好きで、その場所に行く訳では有りませんが、子供の頃に行った場所を見て懐かしく思ったり、友達が話してた地域を見て、どのような所か想像したり、彼の逃亡中の場所も、この辺りに居たのかなと考えたり、リンゼイさんのご家族のイギリスを見て、日本との距離の遠さを感じたり…又、本やテレビで見た地名を探したり、何気なく見たのに、結構ハマってしまいます。

売店で購入出来る食品や日用品や文具等も、今回は差し入れを控えました。せっかく千葉刑務所まで来たので何か差し入れたいと思ってしまいますが…やはり面会で必要ないと確認して頂いてましたし、まだある物を差し入れしても、仕方ないかなと思い止めました。こちらも千葉刑務所に電話で確認しましたら、売店内の物は全て、本人が購入出来るとの事でした。

ただ又、お花は届けたかったので、お花だけ差し入れました。昨日のブログで、先日差し入れたお花についての支援者からのメッセージを見て嬉しかったです。機会がございましたら、お伝え下さい。市橋達也さんに喜んで頂けてるか分かりませんが、お花は心を和ませてくれますので、少しでも癒やされればと思います。

今後の差し入れにつきましては、保管や処分も合わせまして、本山先生にご相談させて頂きたいと思います。
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今日は土曜日で天気もよかったので、江戸川の堤防にジョギングに行くのにカメラを持っていきました。今夕は松戸の花火大会なので、大勢の人が土手の上や斜面にブルーシートやテープを張って席取りをしていました。私は、住宅地に木槿(ムクゲ)の花が見えたら土手を下りて寄り道して写真を撮ってきました。このブログをプリントして市橋君に差し入れする時に彼にも今の季節を見せたかったからです。