2011年8月28日日曜日

アメリカは西部海岸は時々大きな地震がありますが、東部はほとんどないにもかかわらず、ニュースでは珍しく東部で比較的大きな地震があったということと、ハリケーン・アイリーン The Hurricane Irene が上陸したと伝えていましたので、ノースカロライナ州の海岸に近いウィルミントン Wilmington という町に住んでいる友人のユージン・サンチェス Eugene Sanchez 君(カストロ首相らによる共産革命の時にキューバから両親が亡命してきたスペイン系アメリカ人)に被害の程度はどんな様子か電話をしてみました。日本の日曜の夜8時は、向こうの日曜の朝7時になります。今回のハリケーンは海岸から内陸部まで巾広い地域が影響を受け、木が倒れて電線が切れて停電したり、大雨で浸水したところがあるとのことでした。ユージン・サンチェス君は電力会社にエンジニアとして勤務しているので、停電があると現場に派遣されて復旧工事に追われます。今日も今から海に隣接したモアヘッドシテイMorehead City という町に電気の復旧工事に出かけるところだとのことでした。電機は便利で普段はありがたさを忘れていますが、いざ停電で使えなくなると、いかに不便かを思い知らされます。ニュースではノースカロライナ州で8人の死者がでたと言っていましたが、彼の家の被害はたいしたことなかったようでホッとしました。今から約2週間後に私が向こうに行く時は、彼のところにも訪ねる予定です。1970年代からの空手の弟子/友人です。

昔私が千葉大学の学生だった頃、空手部の主将をしていました。毎年、4月の新入生が入学してくる時期には新入部員を勧誘するために、学内の空き地で空手の型や板や瓦を割る試割(しわり)のデモンストレーションをしていました。当時の写真(まだ白黒写真の時代でした)が残っています。1965年4月の筈ですから、46年くらい前の写真です。誰でもそうでしょうが、若い時には怖いもの知らずで、武道家になろうと思って一生懸命稽古に打ち込んでいました。結局武道家にはならずに自然科学の研究者になってしまいましたが、悔いはありません。何かに打ち込んでいた時代の懐かしい思い出です。
若者には、自分が打ち込める何か(人生の目標)を見つけてもらいたいと思っています。何かを見つけるためには、パソコンや携帯メールの画面とばかりにらめっこするネット中毒を脱して、よい本をたくさん読んで、真剣な恋愛もして、いろいろな人の話を聴いて、体も動かして、自分は何をしたいのかを一生懸命考えることが必要です。その何かが見つかれば、あとはそれを実現するために頑張ればいいだけです。


今日は昼ごろ江戸川の堤防をゆっくり12km 走ったり、歩いたりしてきました。まだ暑くて少しバテ気味でしたが、気分は爽快でした。