2011年8月23日火曜日

8月19日に振り込まれた方(18回目)の支援金が届きました。これで支援金の現在高は216,000円、延べ383人からの合計額は3,733,428円になりました。この方は大学生の息子さんをお一人で育ててこられたお母さんのようです。長期間の継続したご支援をありがとうございます。

今日は千葉大学の大学院生二人と一緒に私の車で茨城県の種苗園に行って、松の苗木を30本仕入れてきました。いわゆる松枯れは伝染病ですから、マツノマダラカミキリが伝搬するマツノザイセンチュウに寄生されたマツは枯死してしまいますが、入手してきた松苗は寄生されたマツの治療方法を開発するための基礎的実験に使う予定です。いつもそうですが、問題解決の仮説と実験計画を立てて、若い学生諸君と一緒にそれを証明する研究を行う時は、胸がワクワクします。

      (写真はクリックすると拡大できます)
 

マツノザイセンチュウを接種した松苗(右)と無接種の松苗(左)
-このように小さい松苗の場合は、1年枝(苗の幹の部分)の古い針葉が当年枝(今年成長してきた苗の上の部分)の新しい針葉より先に枯れてくる-