2011年9月9日金曜日

9月7日に振り込まれた方(20回目)の支援金が届きました。これで支援金の現在高は68,500円、延べ396人からの合計額は3,845,928円になりました。この方は関西にお住いの看護師さんで、亡くなったリンゼイさんと近い年齢のお嬢さんをお持ちの方です。メッセージもありがとうございました。
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朝・夕涼しくなり秋めいてきましたね。いつもお手数をおかけします。20回目の送金をさせていただきます。よろしくお願い致します。先生、11日からのアメリカ行き、お気をつけて行ってきて下さい。楽しいお話と、お帰りを心からおまちしています。
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本を差し入れた支援者から、私が接見した時の市橋君の様子が自暴自棄気味だったのは自分の差し入れた本のせいではないかと心配したメールが届きました。ブログには書けませんが、そうではありませんので、ご心配なく。
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いよいよ明後日ですね。くれぐれもお気をつけて行かれて下さい。あちらもまだ夏日の様に暑いのでしょうか? 温度差があるようでしたら風邪などひかれないようお気をつけ下さい。
市橋さんの接見の様子をブログで拝見させて頂いて、市橋さんが自暴自棄になるような原因を作ったのは、私の送った本のせいではないのか・・と気になりメールさせて頂きました。
もしかしたら、読んで頂いて現実をみたような逆に悪い方にとられたのではないのか・・と不安になりました。
もしそうなら、市橋さんを一生懸命支援している先生をはじめ支援者の方々に申し訳なくもちろん市橋さんに申し訳ない事をしたのでは・・と
私自信(自身?)これからも支援は出来る範囲ではありますが、続けさせて頂きたいと思っておりますので、内容を良く考えてしていきたいと思います。お忙しいなか、このような内容のメールをお送り致しまして大変失礼致しました。
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支援者からこれから差し入れる本について連絡がありました。
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今晩は。アメリカ出発前のお忙しい時に申し訳ございません。市橋達也さんに差し入れの本を、明日郵送しますので、ご連絡致しました。
《Franny and Zoony/J.D.Salinger》
以前、差し入れました『The Catcher in the Rye』と同じ著者の原書です。
《小説 こちら葛飾区亀有公園前派出所/大沢在昌・石田衣良・今野敏・柴田よしき・京極夏彦・逢坂剛・東野圭吾》
日本推理作家協会を代表するベテラン作家7人の短編小説。
市橋達也さんが逃亡中にも読んでたマンガ『こち亀』のキャラクター達を自身の作品に登場させ、それぞれの著作に登場するキャラクターとのコラボを実現した作品です。

数日前に、本は購入してたのですが、本山先生が接見された時の市橋達也さんの様子をブログで拝見し、今の精神状態で本の差し入れをするのも、どうなんだろう…と躊躇し、日にちが経過しました。今回は、特別に彼の気持ちに変化があった事からの発言だと思いますが…私達の普段の生活でも、気分の浮き沈みは有りますので、独居房の生活は、誰でも情緒不安定になると思います。
私達は普段の生活でテレビを見たり、外を歩いて周りの風景を見たり、周囲の人の行動を見て、ただ見てるだけではなく、常に何かを感じてます。良い事ばかりでなく、不愉快に思う事も…
市橋達也さんは独居房で、同じ風景しか見れませんので、それによって感受性も薄れてしまうのではないかと思いました。

独居房で、ずっと一人で考えているより、外部との接触が唯一の救いになります。彼に取ってプラスになるか、マイナスになるかは分かりませんが…本山先生との面会、手紙や差し入れによって、彼が感じ取ったり、考えたりする気持ちを常に持てるのは、大切な事だと思いました。

様々な事を考えた上で、やはり差し入れする事にしました。差し入れた本を読んで頂ければ嬉しいですが、もし興味が無かったり、読む気分でなければ、直ぐに宅下げされても構いません。彼がどのような状況でも、支援し見守りたい気持ちは変わりませんので、これからも、本とお花の差し入れは続けたいと思ってます。

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その他に、すでに送ったという本と、これから送る予定という本の連絡が届いています。
〇東野圭吾著「容疑者Xの献身」(ガリレオシリーズ)
〇東野圭吾著「 秘密  」

昨日のブログで自らを市橋ギャルと名のって、差し入れに関する情報を送って下さった方からメールをいただきました。家庭の事情で昼と夜と二つの職場で働いていてもカツカツの状態なので支援金を送りたくても送れないが[ブログの中で、皆さんが送金されて、市橋達也さんへの激励のコメント寄せられてるのを拝見していると「あ~、私もこの支援の会に仲間入りできたらな~」って羨ましく思います。皆さんが一致団結して市橋達也さんの為になることをされてるのを見ると「羨ましいな~。私も市橋達也さんの役に立ちたいな~」って指を加え(咥え/くわえ?)てる状態です。]とのことです。
差し入れについて、さらに電話をして確認したらしく、追加の情報を送ってくれました。
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念のため、さっきまた千葉刑務所に電話したんです。はじめに電話に出られた女性には分からない内容だったみたいで、会計課という部署の男性に取り次いで下さいました。やはりメッセージカードはダメだと言われたのです。
しつこいようだけど絵はがきはダメですか?観光地の景色のハガキ、例えば奈良の大仏や五重塔や京都の金閣寺や…と質問しました。(キャラクターはダメでも観光地の美しい景色のはがきならいいだろうと思ったからです)      すると、送って頂くのは自由ですが、市橋達也さんに渡るのは服役を終えて出所するときですと言われてしまいました。「あなたが服役されてる間に、これらの手紙やハガキが届いてましたが渡せるものではなかったので渡せませんでした」として、出所する時にまとめて渡すと言われました。
いろいろ厳しい決まりがあるようです。手紙や差し入れについてのいろんな質問したら私にも理解できるように詳しく教えてくれました。
例えば文具を送って来て、消しゴムをくり抜いて中に変な物(変な物が何かまでは質問しなかったけど…)を詰めてあったりも実際にあるそうです。シャープペンシルの芯を入れる所に変な物を入れてあるとかも言われました。あとは逃走を指示する手紙とか、自殺してしまえというような脅迫文とかあるそうです。だけど、そういうのは一切本人には渡さないし、そういうのが来たことも本人には知らせずに処分すると言われました。不謹慎な手紙やハガキなら処分して、不謹慎な差し入れは差出人に引き取りを依頼する手紙を送るそうです。中には、犯罪の完全マニュアルのような本を送って来る不謹慎な人がいるらしくて、検閲していても驚くことがたくさんあるようです。犯罪の完全マニュアルや逃走の完全マニュアルや自殺を助長するようなマニュアル本が世の中にはあるそうです。
万が一、収容してる人々に何かあれば、刑務所や拘置所や国の重大責任になるから慎重にならなくてはならないと言われました。ごもっともだと思います。
しかし、明らかに不謹慎極まりない、検閲に引っかかるのが分かるような物を送って、刑務所や拘置所の職員の手を煩わせて、一体どういうつもりなんでしょうか。
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別の市橋ギャルと名のる方からも、差し入れについて情報が届きました。
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本山先生。はじめまして。〇〇県在住の〇〇〇〇と申します。
ブログを拝見していると、市橋さんへの手紙や差し入れについての話題になっていましたので、私もメールさせて頂きます。私は支援する会に振り込みしたことはありませんが、市橋さんのことは応援させてもらっています。先ほど本山先生のブログを拝見しましたら、自らを市橋ギャルと仰る方のコメントがあったので、私も勇気を出してメールさせてもらうことにします。私も周囲から市橋ギャルと呼ばれる人種です。
実は私も八月に千葉刑務所に市橋さんへのお便りと差し入れについて、電話で問い合わせました。私も同じことを言われました。私は暑中お見舞いの葉書を書きたかったので、夏にぴったりのサンリオのキャラクターの絵はがきを用意してました。そこに暑中お見舞いのご挨拶を書いて、控訴審頑張って下さいと記しました。
 郵送する直前に千葉刑務所に電話して「市橋達也さんとは身内でも友達でもないけれど、暑中お見舞いを兼ねて励ましの絵はがきを送らせて頂きます」と断りを入れましたら「絵はがきは本人が管理できないから、領置係での預かりになります」と言われました。一応は本人には見せるけど、本人に保管はさせないと言われたのです。私も官製葉書か無地の葉書にして下さいと言われました。封書の場合も同じく、無地のレターセットでお願いしますと言われました。シールを貼るのもやめてもらいたいというのも言われました。「法令の規定」というのがあり、文書の様式や内容にも、差し入れる品物の内容にも厳しい基準があると言われてしまいました。検閲の大切さも教えてくれました。刑務所や拘置所というのは、そこまで厳しいものなんだと痛感しました。もちろんサンリオのキャラクターの絵はがきの暑中お見舞いは出してません。今も手元に置いてあります。千葉刑務所の職員の方々は親切丁寧に質問に答えて下さるというのが私の印象です。手紙以外にも差し入れについても電話したことが数回ありますが、丁寧に答えて下さいました。そんな私も実際には手紙も差し入れもできずにいます。私もいざ手紙を…と無地の便箋に向かうけれど、言葉が浮かびません。
本山先生の市橋さんへの熱心な思いはブログを見ていて伝わります。支援する会を非難する人はたくさんいますが、そういうものに負けない信念を本山先生のブログから感じます。私には真似できないなって、いつも思います。でも、私も市橋さんのことを応援してます。
それから、日付変わりまして、一昨日のブログになりますか?市橋さんに対して嫌がらせの手紙はありません、収容者の精神をかき乱すようなことを刑務所や拘置所はしないというコメントがありましたが、それは私も千葉刑務所の方から聞きました。収容者の方々の精神的な安定を守るのは刑務所や拘置所の責任であるので、だからこそ検閲は慎重にするのだと言われました。ですから、市橋さんに対して嫌がらせの手紙や差し入れがないことを知り安心しました。
本山先生、深夜にすみませんでした。
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今日は東京農業大学の私の研究室に毎日新聞の関係者がお二人で来られ、11月19日に東京都内で開催予定の農業高等学校教員向けセミナー「食農の人材育成と未来を考える」(仮称)の企画について2時間半くらい相談しました。私も食の安全と農薬について講演し、パネルディスカッションにも参加する予定です。
今日はまた、東京農業大学総合研究所設立30周年記念誌用に依頼されていた原稿、「今、食の安全について考える」も書きあがったので、提出してきました。締め切りが今月末でしたから、10月5日に帰国してからでは間に合いませんので、がんばって少し早めに対応しました。

支援者の方々からアメリカ旅行を楽しんで下さい、帰国を待っていますというお便りが届いていますが、アメリカの友人からも待っているからとのメールが届きました。
See you at baggage claim on Sunday! Ja, nee Godspeed! (日曜に空港の荷物受取場所で会いましょう! じゃあね、旅路の安全を祈ります!)