2011年9月3日土曜日

支援者から以下のお便りが届きました。ありがとうございました。
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本山先生へ

毎回、接見の様子を報告していただき、ありがとうございます。市橋君の様子の変化からすると、第1回の公判までは本山先生との接見も認められていなかったし、本当に生きてるだけで精一杯の精神状態だったのだと思います。演技などする余裕もなく、ただただ悔やみ、遺族に謝りたい想いだけだったのだと思います。
受けた判決内容より「ウソばかりだ」とか「反省していない」とか皆から言われ、本当にブログにあったように「生きる屍のようだった」「精神的な集団リンチを受けてる感じだった」のだと、想像できます。

変な言い方ですが、市橋君は今独房の中で、事件前よりも他人の愛情を感じ、落ち着いた心で自分を見つめていますよね。信頼できる弁護団との出会いだけでは、市橋君の本来の人間性の回復は無いと思います。

そしてまわり回って支援者の心の中が温かくなり、普通の生活ができる自分の生活に感謝でき、また人間に内在する「罪」を考える機会となり、市橋君はささやかでも社会貢献している気がします。これら、すべて本山先生のお陰です。
本山先生、市橋君、ありがとうございます。私は、支援金イコール感謝金にしたいほどです。

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公判の時に私に取材に来た関西のある私立大学の学生から、市橋君に接見したいので私の口添えがほしいという依頼の手紙が届きましたが、今は無理だという返信をしました。
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(学生からの依頼)
私たち〇〇ゼミ生は、912日(月)から14日(水)の三日間、千葉・東京において合宿を行なう予定でおります。私たちは是非とも、その期間に市橋さんと面会したいと考えております。そのように考えてから、市橋さんに面会許可を求める手紙を送付させていただいたのですが、レスポンスはいただけませんでした。しかし、報道と真実のズレを調べている私たちの研究には市橋さんと直接お会いすることが不可欠であると考えています。大変勝手な頼みなのですが、どうか本山様から市橋さんに私たちのことを伝えて頂きたいです。

(本山の返信)
相変わらず社会問題とメディアの関係について熱心に取り組んでおられる様子、元教師としてエールを送ります。お申し出の件ですが、残念ながら無理だと思います。市橋君は公判が終わりましたので一応接見禁止が解除されましたが、私のブログ http://naokimotoyama.blogspot.com/ に報告してありますように、当面の間は弁護団と私以外とは接見を受けません。公判の時の憔悴しきった状態から少しずつは元気を取り戻しつつはありますが、まだまだ人と会って話ができるという状態ではありません。何人かの支援者が手紙を送ったり、本やお花や食べ物などを差し入れてくれていますが、一度も礼状も書いていません。私が間接的にブログの中で彼の感謝の意を紹介しているだけです。もう一つの心配は、これから控訴審に向かう時に、彼からの手紙や接見の様子が報道されて弁護団の足を引っ張ることになる可能性も考えられますので、そういう状態は避けたいということです。
テレビや新聞を含めて多くのメディアが彼の近況や心情に大変興味を持っていますが、恐らく控訴審が終わるまでは接見は無理だと思います。今回は協力できなくて申し訳ありませんが、ご理解下さい。合宿が実り多きものとなることを期待しています。
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