2011年9月29日木曜日

妻からのFAXが届きました。9月26日に振り込まれた方(初回)の支援金が届きました。これで支援金の現在高は78,500円、延べ400人からの合計額は3,855,928円になりました。ありがとうございました。手書きのメッセージもありました。
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いつもブログ(写真特に)楽しみに毎日拝見しています。19才の息子が心配です。お忙しいので返信は結構です。
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お子さんがどういう状態なのかはわかりませんが、もしかして引きこもりのような状態だとしたら、どなたか信頼のおける専門家のカウンセリングが必要かもしれませんね。私の大学時代の友人にも、息子さんや娘さんが学校での成績は優秀だったにもかかわらず引きこもりや、目標を喪失(そうしつ)して社会に不適応になった人が何人かいます。アメリカでも、20才代の息子や娘や娘の夫がObesity(病的肥満症)の人がたくさんいて、このままでは将来いろいろな病気を発症して親の世代よりも短命になるのではと心配している人がいます。話を聞いてみると、一応仕事はしているのですが、帰宅後は食べたいものを食べたいだけ食べて、テレビを見たり、ビデオゲーム(?)にはまって、運動は全くしないし、他の事に興味を示さないのだそうです。
私は精神科医ではありませんので適切なアドバイスはできませんが、自分だけの殻に閉じこもらずに、外に出て自然を眺めたり、風を体で感じたり、外の空気を吸ったり、体を動かしたり、友人達と語り合う時間がとれれば、生きていることへの感謝と、親をはじめ皆のお陰で生きていられるのだから大切に生きようという気持になってくれるといいのですが・・・。

今メールをチェックしたら、非支援者の方からこういうお便りが届いていました。市橋君が罪を償うということの中には、自分が犯した罪がどれだけ被害者やその家族を苦しませ、悲しませたかを悟ることも含まれる筈です。ありがとうございました。
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初めてお便り差し上げます。私は少し以前まで、犯罪被害者やご家族の方々が、その事件について手記を出すことが許せなくて、自分の家族が殺されたのをネタに、本を出すなんて最低だと思っていました。また、乙武さんの五体不満足なんかも、自分の障害をこれ見よがしにネタに著名になるなんて、なんて変わった人なんだろうかと疑問でした。しかし、最近、職場の人がある本を読んでいて、ぜひ読んで下さいと薦められ、最初は渋々読み始めました。
すると、これまで私が抱いていた気持ちが、あまりにも不謹慎であったことに気付き、自分の哀れさ情けなさを知ることとなりました。私が、職場の人に薦められ読んだのは、土師守さんの「淳」、蓮池透さんの「奪回、引き裂かれた24年間」
涙なしには読めませんでした。「淳」は、神戸連続殺傷事件の被害者の淳君のお父さんの守さんの手記で、蓮池透さんは拉致被害者の蓮池薫さんのお兄さんですが、突如として大切な家族を失った苦しみが痛いくらいに伝わりました。神戸連続殺傷事件の加害者は14歳で、しかも被害者の首を中学の門に置き去りにするという極めて特殊な事件と言えましょう。また、蓮池薫さんは、現在は日本で生活されていますが、まだ日本に戻れない拉致被害者は、たくさんいるようです。拉致は殺人事件ではありませんが、大切な家族を理不尽に奪われることは、殺人事件の被害者遺族の心情に通ずるものはあると感じました。
この本を薦めてくれた職場の人は、まだ若くて、神戸連続殺傷事件の加害者と同じ年齢です。その人が淳君のお父さんの手記や蓮池透さんの手記を読んでいたのには驚きましたが、本当にいい本でした。市橋被告に対して、嫌みのつもりも嫌がらせのつもりも毛頭ありません。理不尽に大切な家族を奪われた人が、どれだけ苦しい思いでいるのか、どんなに悔しくて悔しくて仕方ないのか、少しでも理解してもらえたらと思いました。蓮池薫さんは帰国されましたが、まだ帰国されてない方と、そのご家族。土師淳君のご家族には、もう二度と戻らぬ最愛の息子さん。大切な存在を、思いも寄らぬ形で失った方々の声。市橋被告にも読んでもらいたいです。
明後日、ゆうパックにて届きます。不快なら読まずに捨てて下さい。上記の二冊を送りました。
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妻との電話では、今日は高校時代の仲の良かった友達と4人で東京在住の一人の家に集まって楽しいおしゃべりをしてきたとのこと。私が留守なので羽を伸ばせていいなあと羨ましがられたとのこと。

今年の1月に前立腺がんが肝臓に転移して急に亡くなった空手の弟子/友人のJohn Burgess 君の奥さんのMaureen モーリーンさん(58才だそうです)を訪ねて、1時間くらい一緒にJohn 君の思い出話をしてきました。遺灰はまだJohn 君の写真と一緒に部屋の中に置いてありました。お母さんが名古屋出身で、終戦後進駐軍の空軍兵士として名古屋に来ていたアメリカ人と結婚して産まれ、2才の時にアメリカに帰国したきりだったので、名古屋の親戚を探してあげようとして元住んでいた場所まではわかったのですが、間に合いませんでした。それでも送ってあげた名古屋の写真は亡くなる直前に間に合って、喜んでくれたとのことでした。John 君が産まれて間もない時に、軍服姿のお父さんが赤ん坊のJohn 君を抱いている3cm×4cmくらいの小さな白黒写真(名古屋で撮影した)をはじめ、幼少時の写真が何枚かありました。

今日はローリー市の中心部にあるNorth Carolina Museum of Natural Sciences(ノースカロライナ自然科学博物館)に行ってきました。4階のフロアごとに興味深い展示がありました。スペースが広くとってあるので、湿地の生態系では実際に水槽を組み合わせて淡水魚を泳がせたり、森林の生態系では滝を作って水を流したりして効果的な展示がしてありました。
自然科学とは分野が違いますが、1928年に日米親善目的で子供の人形をお互いに交換して展示したとのことで、日本から贈られた日本人形(Miss Kagawa と書いてある)が飾られていて、第二次世界大戦中も、悪いのはアメリカに戦争を仕掛けてきた日本のリーダーで国民が憎いわけではないとして、展示を続けたという説明がされていました。
男子トイレに入ってみたら、広々としているだけでなく、洗面台には子供の手が届くように踏み台が用意してありました。
もう一つ気がついたのは、take a child outside (子供を野外に連れて行こう)週間のポスターが貼ってあったことです。子供たちが教室の中で教科書で知識としてだけ自然科学を勉強するのではなく、野外で実際に自然を観察させようという活動はなかなかいいなあと思いました。

Lake Johnson では子供を乗せたストローラー(乳母車)をひいて散歩をしているお母さんや、犬を連れてジョギングをしている女性の他に、リスの写真がやっと撮れました。林床では傘の直径が20cmくらいもある白い大きなキノコも見つけました。