2011年9月27日火曜日

Kelly 君の家はMT. Airy という町から山をいくつも越えてKibler Valley という谷に相当する場所にあります。すぐ前をDan River という川が流れていて、周りは山に囲まれています。彼が勤務している電力会社の社宅ですが、相当古い木造です。昨日もちょっとだけ寄ってみましたが、昨年よりも犬が増えてざっと数えて15匹くらいはいました。私が顔を出したのでうるさいほど吠(ほ)え続けましたが、家の中に入ると全部が寄ってきて甘えます。捨て犬(片目や足が1本動かなかったり、障害のある犬がほとんど)を奥さんのJannie さんが拾ってきて可愛がっているのだそうです。Kelly 君の話では、何日か前にコッパーヘッド(アメリカマムシ=毒蛇)が台所に2匹入ってきて、犬が3頭鼻の辺りを噛まれたので獣医のところで注射を打ってもらったとのこと。もちろん蛇は外に出して殺したそうです。時々はブラックベア(熊)も台所の外のゴミ箱をあさりに来るそうです。ちなみにKelly 君は勤務に行く時はピックアップ(小型トラック)に拳銃を入れていくそうです。

昨夜は、MT. Airy のThe Hollows というモーテルに泊まりました。古くて設備もガタがきているのですが、いかにも田舎の安モーテルという感じで、風情(ふぜい)があるので私は毎回利用しています。Kelly 君には、そんなCrummy (うす汚い)モーテルじゃなくても、町にはもっとましなモーテルがあるよと言われるのですが。朝はゆっくり起きて、Ararat River (アララット川)と呼ばれる小さな川沿いに作ってある遊歩道を散歩したり、昨日と同じPorkey'sというレストランで地元の人が食べるのと同じ朝食(卵二つと丸いソーセージ2ケとトーストとグリッツとコーヒー)を食べました。ローリー市への帰路、Winston Salem (ウィンストンセイラム)という町に向かってハイウェイ52号を南下する途中に、Pilot Mountain (パイロット マウンテン)という変な形の山があって昨年も寄ったのですが、今年も寄ってみました。

下から見上げたら山のてっぺんは雲に隠れて見えませんでした。車で頂上付近まで行けるので、駐車場に車を置いて、そこから先は徒歩で登ってみたらやはり濃霧で視界はゼロに近い状態でした。どうしてこんな形の山ができたのか不思議な感じですが、少し紅葉が始まっている木もあり、湿度が高いのか木や岩に緑色の苔が生えていて、それが鮮やかな感じでした。しばらくしたら風が霧を拡散して太陽も見えるようになり、下界の牧場や高速道路なども見えるようになりました。しばらく景色や森の空気を楽しんでから、ローリー市に戻ってきました。一泊二日の旅行で、濃霧だったために天候には恵まれませんでしたが、その代わりにMarie さんに会っていろいろ昔の生活の様子の話が聞けたり、他に予想外に得るものがたくさんありましたので、満足しています。

夕方は、いつものようにLake Johnson に行って1周約5Km をジョギングしてきました。湖の上の空に浮かぶ白い雲が湖面にも映っていました。