2011年10月27日木曜日

10月25日に振り込まれた方(7回目)の支援金が届きました。これで支援金の現在高は145,500円、延べ412人からの合計額は3,922,928円になりました。ありがとうございました。手書きのメッセージもいただきました。
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アメリカから無事に帰国され安心しました。先生、おかえりなさい。市橋君の面会時の様子も早々にお知らせ頂き、ありがとうございます。落ち着きを取り戻している市橋君にホッとしています。フルマラソンの参加もがんばって下さい。
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第29回農薬環境科学研究会は愛知県蒲郡(がまごおり)市三谷(みや)温泉で、「農薬環境中予測モデルの現状と適用状況」というテーマで、77名の参加を得て行われました。初日の今日は、特別講演「三遠南信の農業と太陽光型植物工場」(三枝正彦豊橋技術科学大学特任教授)に続いて、農林水産省農業環境技術研究所稲生圭也博士による「水田用農薬の環境挙動予測モデル(PADDY, PADDY-Large)の開発状況と活用」、北海道大学大学院松井佳彦教授による「分布型農薬流出モデルとその応用」、環境省農薬環境管理室西嶋英樹室長による「水産・水濁に係る登録保留基準の設定と環境中予測濃度~現状と課題、今後の検討方向~」という講演がありました。いずれも当該分野の第一人者による講演で、すばらしい内容でしたが、私にとっては三枝先生の植物工場に関する講演は専門外の分野なだけに新鮮で、学ぶところが多々ありました。完全人工光型植物工場と太陽光利用型植物工場は今流行で、何千万円とか何億円とかの投資が必要なので、従来の家族労働の農家というよりも異業種の企業の参入が目立ちますが、その7割は失敗に終わり、成功しているのは3割程度というのには驚きました。
新しい企画として、今回は学生の一般講演の時間を設け、4人が研究成果の発表をしました。東京農業大学の川島藤正君(実際の研究は研修先の農業環境技術研究所で実施)らの「Rhodoccus属によるエンドスルファンスルフェートの分解」、滋賀県立大学大学院の後藤裕子さんらの「ミミズにおける畑地施用除草剤の取込および排出速度の検討」、滋賀県立大学大学院の吉田知弘君らの「水田流域河川から琵琶湖に流入する含リンアミノ酸系除草剤の物質収支」、東京農工大学大学院の近藤 圭君らの「広域農薬動態解析のための基礎モデルの開発とその適用方法の検討」。いずれも大変な力作で、それぞれの指導教授・研究者の熱心な指導の下に、すばらしい研究がされていることがよくわかり、感動しました。

講演の部終了後、夕方6時半からは情報交換会(懇親会)があり、私は出席者の中で一番か2番の高齢者だったらしく、乾杯の挨拶をさせられました。1次会は8時半まで、私は2次会の途中10時半頃には十分に酔っ払って部屋に引揚げて寝てしまいましたが、中には3次会までやって夜中の2時頃部屋に戻ってきた人もいたようでした。