2011年11月11日金曜日

松林防除実践講座の2日目は実地研修で、私も参加者の後について行って見学させていただきました。マイクロバスと自家用車で美浜町の煙樹ケ浜(えんじゅがはま)の松原(町有林で保安林に指定されている)に移動し、小雨の中でしたが、いろいろな実習が行われました。

マツノザイセンチュウの潜在感染木を見分けるために、小田式松脂(まつやに)滲出法で松脂の滲出程度を調査したり、調査後の剥皮箇所の補修をしたり、松の幹にドリルで穴を開けて殺センチュウ剤を樹幹注入をしたり、松の根の周囲に浸透移行性薬剤の土壌灌注をしたり、伐倒した松を丸太切りにし、シートで覆って燻蒸処理をしたり、羽化脱出してくる成虫を対象にした天敵微生物製剤を施用したり、被害木を割ってマツノマダラカミキリの幼虫を確認したり、感染木からベールマン法と呼ばれる方法でマツノザイセンチュウを分離したり、分離したセンチュウを顕微鏡で確認したりして、貴重な体験ができました。

研修終了後、新大阪経由で松戸に帰ってきたのは夜の9時を過ぎていました。本当はもう一泊して、熊野古道など少しは和歌山県内を見学してきたかったのですが、明日の予定もあるし、仕事が溜まっているので真っ直ぐ帰ってきてしまいました。




いつも市橋君の更生を考えて活動して下さっている支援者のお一人から、以下のお便りが届きました。お花の差し入れができなくなったとのこと、市橋君だけなのでしょうか、また今後ずっとということなのでしょうか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今晩は。昨日から和歌山県に行かれてたそうで、いかがでしたか。どちらかに立ち寄る時間はございましたでしょうか。

今週、千葉刑務所に差し入れに行きました。今迄のように、お花を差し入れようとしましたが、今月からお花の差し入れが、出来なくなったそうです。拘置所の本人は、購入する事が出来ると伺いましたので、お花の分として現金を差し入れて、手紙を送りました。
本は《おおきな木/Shel Silversten(著)/村上春樹(翻訳》を差し入れました。読む人により、それぞれ感じ方が違い、心に残る絵本だと思います。

先日のブログで「汝ふたたび故郷に帰れず」の本が在庫切れとの事でしたので、私がよく行く本屋で検索してみましたが、やはり在庫切れでした。昨日は、文藝春秋も購入しました。又、ある雑誌に東金の女児殺害人事件の記事が載ってました。千葉地裁の一審は傍聴しました。東京高裁で控訴棄却され、最高裁に上告してます。控訴審後に、弁護士さん、母親、支援者とミーティングをされたそうです。報道の在り方や知的障害者について取り上げられてました。知的障害者の被告人が事件を犯すに至った背景や今後の受刑、出所後の社会復帰に向けての問題も残ってます。本来、マスコミはその部分を追求し見直して行くべきですが、裁判が終わると共にマスコミの関心もなくなってしまうと記されてました。内容は違いますが、市橋達也さんも同じような事が言えると思います。

昨日購入しました文藝春秋も読みました。本山先生の元教え子に対する思いや考え、支援の会、社会的な問題として語られた記事を拝見し、本山先生がブログで、彼の逮捕前から伝えて来られた気持ちを感じ、心に残りました。

昨日は、彼が逮捕されて二年が経ちました。手記で逮捕前の数日間を読み直し、逮捕時の心境や、拘置所で過ごしてる二年間や今後を思い、複雑な心境になりました。今は、ただ控訴審に向け弁護士さんと相談し、有期刑になる事を心から祈ってます。
本日は、雨で寒かったですね。又、明日からは晴れますので、ジョギング頑張って下さい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・