2011年12月8日木曜日

12月6日に振り込まれた方(32回目)の支援金が届きました。これで支援金の現在高は45,000円、延べ434人からの合計額は4,145,928円になりました。ありがとうございました。メッセージもありました。
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市橋君のご両親、市橋君の手紙で「決意」のひもを緩めて下さい。市橋君を救ってあげて下さい。一生後悔のないように、お願い致します。先生、お体大切にして下さい。
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支援者の一人から本を差し入れたとのお便りが届きました。ありがとうございます。英文対照の天声人語は、市橋君に物事を前向きに考えさせるのに役に立つとともに、英語力向上にも役立つのではと思います。彼にはこれから長い受刑生活を送るにあたって、できる範囲で成長し続けてほしいと思っています。
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時間の経つのは本当に早く、今年も残すところ3週間ほどになりました。先生、公私に渡りお忙しい中、頑張っておられるご様子に私自身いつも元気を頂いております。
さて昨日(7日)市橋さんに書籍を送らせていただきました。

【天声人語2011春VOL164 英文対照】 朝日新聞社
【言葉の風景】 青菁社
【猫を抱いて象と泳ぐ】 小川洋子著
同じような書籍ではいけないかな・・・と考え、ジャンルの違うものにしました。
天声人語は市橋さんが新聞をしっかりとお読みになれなかったであろう期間の分を取り寄せましたが千葉拘置所は3冊までしか受け入れないとのことでしたので、又次回分けて送らせて頂こうと思っています。
先日のブログで市橋さんと面会された支援者の方がおられるとのこと。本当に嬉しいお話でした。少しずつ市橋さんのお心が、本山先生や弁護団の先生方、支援者の方々の温かい想いに解きほぐれてきたのでは・・と安堵いたしました。私が言うのも可笑しな話ですが、その支援者の方には、これからも市橋さんのお近くで“力”になって差し上げて欲しいと願います。私も微力ながら遠方から支援させて頂きますのでどうか宜しくお願いいたします。
本山先生、マラソンの走り込みは寒さ厳しい中で大変でしょうが楽しくもあると存じます。お体ご自愛なさりながら頑張ってくださいませ。

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マラソンに向けての走り込みは、私は実は全然苦にならないのですよ。昔から、暑い時は大会の時に暑くても大丈夫のように、寒い時は大会の時に寒くても大丈夫のように、雨の時は大会の時に雨でも大丈夫のように、風が強い時は大会の時に強風が吹いていても大丈夫のように、雪の時は大会の時に雪が降っても大丈夫のように、と思っていつでも絶好のトレーニングのチャンスと思って走るようにしているからです。

昨夜は講演と情報交換会の後、米子市で一泊し、今日はせっかく鳥取県に来た機会なので少し車であちこちを廻って見学しました。本当はレンタカーを借りて自分で運転してと思っていたのですが、「くすの木会」の世話人のお一人が親切にご自分の車で案内してくれました。あいにくの小雨模様でしたが、松江市の小泉八雲(こいずみ やくも)(ラフカディオ・ハーン)記念館と小泉八雲寓居を見学し、歴代の松江藩主(徳川家の縁戚松平家)の菩提所の月照寺を散策しました。小泉八雲は年表によると、1850年にギリシャ領の島でアイルランド人の父とギリシャ人の母との間に生まれ、その後アイルランド、フランス、イギリス、アメリカで暮らし、1890年に39才の時に来日し、松江で武家の娘小泉セツと一緒になったとのこと。1904年に54才で狭心症で亡くなるまで、有名な「怪談」他、小説やエッセイや翻訳などの作品を残したようです。月照寺は周囲を山に囲まれた地形の広大な敷地の中に、日本では珍しい丸い墓石と庭園が実に見事に配置されていました。昼食に蕎麦を食べた日本料理の料亭も、ちょっとした空間に庭が見事に配置されていて印象的でした。こういう自然を模した庭の景色を眺めながら食事をするというのも、自然との調和を大事にするいかにも日本的な伝統だなと感じました。
その後、車で2時間くらいかかる鳥取砂丘に行きました。日本海に面した長い海岸線の中で、何故ここだけこんなに見事な砂丘ができたのか不思議な気がしましたが、日本では珍しいエキゾチックな感じがしました。歩いて登った砂丘のてっぺんから見る日本海は絶景でした。

いつも駆け足の旅行になってしまいますが、十分満足して、帰路は鳥取空港から夕方6時10分発の飛行機に乗って羽田に帰ってきました。妻へのおみやげに、シジミ貝の真空パック1袋と大玉が4個入った梨(新興)を1篭(かご)買いました。島根県の人口は約70万人、鳥取県の人口は約60万人だそうですが、羽田空港から浜松町までモノレールに乗ったら林立している超高層ビルから輝いている明かりが目に入り、同じ日本なのに人口1300万人の東京はまるで不夜城のようで、島根県や鳥取県とは別の世界のようでした。