2012年1月21日土曜日

支援者から以下のお便りをいただきました。本間 龍氏からの情報にもありましたように、未決囚が長期間独居房にいると、人と話す機会がほとんどないので不安感など感情のコントロールが難しくなるのかもしれません。
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ご無沙汰しておりますが、先生のブログを「お気に入り」に入れて、毎日拝見するのが日課となりました。皆様が心配なさってるように、市橋君が2週間閉居処罰を受けたことは、ショックでした。初めは「この大事な時になぜそんな刑務官を怒らせる態度をとったのかしら」と歯がゆく感じました。でもよく考えてみれば、折角自分の気持ちを常にたてなおし、自分の犯した罪を償うことを考えてる市橋君にとって、他の受刑者の嫌がらせは、これから長年続く服役生活への恐怖につながるでしょうし、理不尽な扱いには言いようの無い怒りとなるでしょう。罪と真面目に向き合って一生懸命努力してるからこそ、ということもあるかと思います。
先日テレビで、阪神淡路大震災の後、被災児童の心のケアのために作られた「レインボーハウス」のことを取材した番組を偶然観ました。赤い壁の部屋の真ん中にサンドバックがあり、子供達が蹴ったり殴ったりしていました。「被災した子供たちが、普通に戻っていく日常の中で、心の奥にしまって出せない悲しさや、苦しみ、自分でもわからない複雑な感情をここではいくらでも爆発させていいんだよ。。と。 こころにその感情をしまいこむ苦しみは子供の心に大きな影を落とします。そして、自分なりにその感情を受け止めて成長できるように。。」と
児童心理の専門家のアドバイスのもと、作られたそうです。
もちろん市橋君は児童ではないし、加害者として拘置されているわけですが、そこで受けた被害に対しても、また自分の責任にはね返り、暴力ではない拷問のような処罰を受けるのは、おかしいのではないか、と外野ながら思います。今は事実を全部把握していない私がそんな日本の刑務所のあり方に異を唱えても仕方ありませんが、「贖罪、更正を支援していきたい者にとって、市橋君の悔しい想いをもできるだけ酌んであげたい」と思います。

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義理の息子は今回の訪日の目的の用事が全部済んで午後から帰国の途につきました。電車で一人で成田空港に行くと言うので、雨の中を私の車で駅まで送りましたら、しばらくして成田空港から無事に出国の手続きが済んだとの電話がありました。ロサンゼルス空港に着いたら、娘がサンタモニカから車で子供たち3人を連れて迎えに来ている筈ですから、空港のロビーで子供たちが「ダディ、ダディ」と言いながら3人で飛びついている様子がまぶたに浮かびます。子供たちへのおみやげの他に、毎朝トーストにして食べていた日本の食パンは美味しいので、食パン一斤(いっきん)を厚切りにしてもらって100円ショップで買ったプラスチックの食パンケースに入れて持って帰りました。彼の奥さん(私の娘)に食べさせたいのだそうです。

昨日は全く走る時間がなかったので、今日は義理の息子を送り出した後で、みぞれのような冷雨で風も強い中、江戸川堤防を10Km 走ってきました。累積は880Km/96日になりました。大会当日、みぞれや雪が降っていてもへこたれないためのトレーニングと思って走りましたので、ちっとも苦になりませんでした。明日はもう少し長距離を走りたいと思っています。