2012年1月16日月曜日

本間 龍氏から届いたメールの中に、食事の配膳方法などについて具体的な説明があり、刑務所に入った経験のない人にとっては興味深いことですので、一部を紹介しておきます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  -----
拙著に書きましたとおり、拘置所でも配膳は全て受刑者が担当しています。拘置所は各階(約100人)を担当刑務官が1~2名で業務を行っているので、配膳・清掃・官本貸出し・洗濯物の出し入れ・荷物の出し入れ等の雑務は全て、受刑者が行っています。食事の場合具体的には、食事は炊場から運ばれてきて、各階にいる配膳係が各部屋に配ります。その日のおかずや味噌汁が入った容器を台車に載せて、各部屋を廻っていく方式です。食器は全て各人の部屋にあり、食事時間になりますと食器孔と呼ばれる入り口に食器(トレイとどんぶり)を自分でセットします。そこに配膳係が味噌汁やおかずを盛っていきます。しかしこの時は、担当刑務官がつきっきりで不正がないように盛りつけをチェックします。これは盛りつけが極端に多かったり少なかったりを監視するためです。ですからおかずに虫などを入れるのは至難です。ただし、御飯だけは専用のどんぶりに入って炊場から届き、各人の部屋に入れるまでフタをしたままなので、若干の操作が可能です。
   -----

刑務所を始め拘禁施設の「平等」に対する気の使い方は想像以上で、それが規律を守らせる為の不文律だと官は認識していますから、特に不平不満が出やすい食事の配膳に関しては、上記の通り非常に気を使っています。
   -----
お尋ねの、世話係の受刑者から嫌がらせを受ける可能性についてですが、これは残念ながら有り得ると思います。拘置所は刑務所に比べて制限が緩く、おかしやコーヒーなどの嗜好品も食べられますが、その世話をする受刑者は既決囚ですので、目の前にあるおかしなどには絶対に手を出せません。また、未決囚は比較的自由な服装が着られるので冬でも暖かく出来ますが、受刑者は決められた薄着のままです。
さらに、市橋さんの場合は全国の支援者から様々な差入れが届きますが、それらを彼の部屋まで運ぶのも受刑者ですから、妬み・そねみの感情が生まれたとしてもおかしくありません。

  -----
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今、夜の8時過ぎですが、カリフォルニアから成田空港に着いた義理の息子から電話がありました。入国手続きや、娘に頼まれた娘の友達へのお土産の発送が済んで、もうすぐ電車に乗るとのことなので、2時間くらいで我が家に到着するでしょう。日本食が好きなので、妻が温かいおでんを準備して待っています。

今日は江戸川堤防を14Km 走りましたので、累積は824Km/91日になりました。咳もほとんど出なくなったせいか今日は調子が良くて、途中力を抜かずに、私としては力強くビュンビュン走れました。12月17日から1月16日の1ケ月の走り込み目標は400Km でしたが、途中微熱と扁桃腺で走れない日が9日あったので274Km しか走れませんでした。それでも、10月17日から11月16日の1ケ月の貯金と11月17日から12月16日の1ケ月の貯金がありましたので、これまでの3ケ月の目標900Km に対して824Km ですから、76Km 足らないだけで済みました。これから大会まで残り12日間にどれだけトレーニングできるかが勝負です。