支援者から以下のお便りが届きました。ありがとうございました。
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こんばんは、先生メッセージありがとうございます。毎日ご多忙の中ブログ更新ありがとうございます。先生の2012年2月2日木曜日のブログで市橋さんの事細かなご説明感謝しております。なぜ懲罰を受けたのか? それから日々の生活の事、支援者としてとても嬉しい内容でした。何も出来ない私にとってこの支援者の会で色々な方のお便りを読み、大袈裟かもしれませんが自分の価値観、考えの柔軟性を持てることもできるようになりました。
そして2月になりました、控訴審の動きがいよいよ始まるわけですね。小菅への移動も中旬から下旬の見込みでしょうか? これからが正念場になります。市橋さんには頑張ってほしいです。先生のブログを拝見しておりますと市橋さんは大丈夫だと思っております。
それから日々の走り込み頭が上がりません。ご尊敬申し上げます。
毎回少額でしか支援が出来ないのですが市橋さんに適正な、ほんとにほんとにきちんとした判決が出る事を願うばかりです。長くなりましたが先生いつもありがとうございます。
それから先生はローマでの国際会議にご出席されるとの事なのでこの大寒波で体調を崩されないことを祈っております。それでは失礼いたします。
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今日は
人間と松くい虫の戦いは、圧倒的に松くい虫の方が優勢で人間は負け続けている状況です。県有林は県が予算をつけて、翌年の発生源になる被害木は伐倒駆除(ばっとうくじょ)する作業をやっていますが、その年の予算の範囲を超えた被害木は放置されています。被害木の幹の部分(丸太)は現場でチップ化したり搬出してチップ化したり、搬出できない時は現場でシートで覆って燻蒸(くんじょう)処理をしていますが、小枝は林内に放置される場合が多く、樹皮を剥(は)いでみると食害痕があったり、松くい虫(正式名はマツノマダラカミキリ)の幼虫が入っています。これが5月~7月頃に成虫になって、体に線虫(正式名はマツノザイセンチュウ)を付けて羽化・脱出して、次々と新しい松を食害して松枯れ(正式にはマツ材線虫病)を伝搬(でんぱん)していきます。実際に、前年以前に林内に放置された被害木の小枝を調べると、松くい虫の丸い羽化・脱出孔が確認されます。
基本に戻って、成虫が食害する樹冠(じゅかん)部に存在する当年枝と1年枝にしっかり薬剤を散布すること(そのためにはヘリコプターによる上からの散布が最適)、成虫の発生期間全体をカバーできるように残効性の長い薬剤を散布するか、残効性が短い薬剤の場合は複数回散布すること、被害木は翌年の成虫発生時期前に残らず伐倒駆除して、小枝も放置しないこと、をしっかり実施すれば松枯れを抑えて農業環境や人間の生存環境を飛砂害、潮風害、強風害などから守れる筈です。
なお、今日は九十九里浜の松林をゆっくり回って綿密に調査したために、予定していた鴨川までは行けませんでした。
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