2012年2月6日月曜日

菅野 泰主任弁護士から控訴審の日程について以下のご連絡をいただきましたので、支援者の皆様にそのままお知らせ致します。
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2012年2月6日
市橋達也君の適正な裁判を支援する会
代表 本山 直樹  様
主任弁護人  菅  野   泰

ご 連 絡
前略
 市橋達也君の控訴審裁判の日程等が決まりましたので、お知らせ致します。
1.公判期日 2012年3月15日(木)午後1:30~夕       方
2.法  廷 102号法廷
       東京地裁及び東京高等裁判所で一番大きな法廷  です。傍聴希望者が多数あるかもしれないこと  を考えての対応です。
3.審理予定
 ①控訴趣意書の要点朗読
  ②事実調べ請求(書類2点)
  ③被告人質問
    高裁は、市橋君の事件について1から審理をやり直すことはしません。事後審として、原判決(千葉地裁判決)の当不当を判断し、不当であれば原判決を破棄します。
    なお、検察官より、被害者参加人は書面による意見陳述を行うが、法廷へ出る予定はないとのことでした。
  ④休憩後弁論
    弁論は、別期間に行うことを考えましたが、被告人質問を踏まえますが、基本的に控訴趣意書の中味とほぼ同一のものですので、3月15日被告人質問の後でやることにしました。
4.判決言渡
  控訴審の裁判官は、既に原審(千葉地裁)の記録を精査し ていると考えますので、判決は1ヵ月後位と考えています。 3月15日審理終了時、指定されます。
                          草々
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24日に振り込まれた方(5回目)の支援金が届きました。これで支援金の現在高は209,000円、延べ462人からの合計額は4,309,928円になりました。ありがとうございました。

支援者からご自分の心境を語った以下のお便りが届きました。いよいよ控訴審を迎えるにあたって、多くの支援者が居ても立っても居られない心境を経験しておられるのかもしれません。市橋君は皆さまのご支援のお蔭で5名からなる弁護団に弁護をしていただけて、恵まれています。なお、事件と空手については全く関係はありません。以前、警察関係者も私のところに来られて、市橋君の空手の腕前について事情聴取をしていきましたが、週に1~2回昼休みだけの短い稽古時間で、それも1年足らずですから、ほとんど初心者(白帯)と同じで、空手を使って人を傷つけるというレベルではありませんでした。
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いつも、ブログを拝見しています。先日は少しばかりの支援金をお送りし、ブログ上の報告で、受取の確認をさせていただきました。ありがとうございました。
当初100万円が目標だったのに、すごいですね。先生が市橋君の裁判以外の内容も、色々書いて下さっているのを読みながら「このように社会の様々な分野で活動なさっている先生が、この会の主宰者である、ということが外に向けて、大事なアピールだと認識しています。
昨日書いていらしたように、私ももちろん市橋君は「殺意が無かった」と確信できるので、支援しています。1審で「殺意があった」と判断されたことへの彼のショックは、本当に言葉では言い表せないでしょう。
最近、プロレス界やボクシング界では、練習中や試合中の死亡事故がよく発生しているようですね。スポーツとして、相手を負かす、屈服させる、相手の力を奪う、ために使った技が致命的になったりしています。もちろん加害者的な当事者に、殺意はなかったわけだし、「事故」であり、罪に問われません。同じ技を使っても、ほとんどは亡くなることなどないはずなのに、なぜか「事故」は起こってしまいます。
私は、市橋君の事件は、いわば「事故」だと思っています。日頃から空手を武道として学んでいた彼は、リンゼイさんを抑えること、一時的に自由を奪うことに感情が先行し、瞬発的な異常な力が彼女の身体に加わったと思います。変な話、レイプの場合も、武道など学んでいない普通の男性にでも、抑えられたら、女性はほとんど抵抗できないと言われています。空手が悪いわけではないけど、どのスポーツ・武道も、生死と隣り合わせの部分があると思うのです。
ですから、何かそういったスポーツの突発的な事故の症例に詳しい医師なり、トレーナーなり、経験ある人なりの証言があったらいいな、と思いました。加害者的に自分の技で、相手(仲間・同志)を死に至らせてしまった苦悩を抱えてる人とか、話してくれる人はいないでしょうか。長く首を絞めたわけでもないのに、偶然急所に入ってしまって、相手を死に至らせてしまった人とか、いないでしょうか。全く私個人の意見で、空手を愛している先生には申し訳ないけど、そんなことを考えています。
結果的に「殺人」してしまった市橋君は、一生償う覚悟はありますね。でも、「黙れ~!俺の言うことをきかない女は死んでしまえ~!生きてここを出るな~」と思ってリンゼイさんの首を3分以上絞め続けたのでは、絶対ないはずです。殺意があったか、なかったかではなく、他の切り口はないのでしょうか。
すみません、素人が勝手に長々と。考え出したら、妄想、想像が止まらなくなって・・・。私の悪い癖です。

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今日は、ローマでの国際会議で日本におけるマイナー作物の農薬登録問題の現状についてプレゼンテーションをする準備として、FAMIC(農林水産省消費安全技術センター)の農薬検査部を訪ねて、担当官から詳細な説明を受けました。私が農業資材審議会会長を退任して3年ちょっとの間にずい分進歩があり、農水省が一つ一つの問題を克服する対応をしてきたことが認識できました。次は日本農薬工業会を訪ねて農薬メーカーの立場からの見解を伺い、その次は全農(全国農業協同組合連合会)を訪ねて農業生産者ならびに農薬流通担当者の立場からの見解を伺って、その上で私のプレゼンテーションの内容を構想しようと思っています。