2012年3月22日木曜日

支援者のお一人から、来週の月曜26日に東京拘置所に差し入れに行かれるとの連絡がありました。重ならないように、他の方はこの日の差し入れは避けていただければと思います。これまでに差し入れが予定されているのは、3月26日(月)、30日(金)、4月9日(月)です。

支援者から以下のお便りが届きました。
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本山先生こんばんは、昨日のブログ拝見しました。先日の控訴審を傍聴された方も市橋さんの顔色が悪かったと言われてましたが、顔色はまだ悪いままだったのですね・・・
先生が言われていたように、今の市橋さんの精神的負担は計り知れないものがあるのでしょうね。でもそんな状態であっても先生の奥様へのお詫びや、お孫さんの写真を取り上げられたり破られたりするかもしれないからと断る気遣いを見せる市橋さんは、必ず更正できる人だと思いました。
面会中に先生のお孫さんや学生時代の空手部の話題では生き生きとした顔に変わったとありましが、市橋さんにとって事件と関係のない話し(本山:思い出して見ると、確かに、空手や陸上競技や松枯れやローマの街並みや私の孫や、事件とは関係のない話をしている時に市橋君の目が輝いていました)ができるのは弁護士さん以外に本山先生だけでしょうから、またいろんな話しをして元気づけてあげて下さいね。

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本山先生、〇〇〇〇です。接見での市橋君の様子を知らせて下さりありがとうございます。控訴審の時の市橋君は顔色が悪くうなだれて今にも倒れてしまいそうだった姿が頭から離れません。裁判長が具合が悪いようですが大丈夫ですか?と気づかってくれた程でした。今市橋君がどんな気持ちでいるのか考えると私が倒れてしまいそうなくらいです。市橋君が涙で訴えた言葉と声が耳から離れません。拘置所で毎朝リンゼイさんに手を合わせますと泣いていました。三分以上絞めてたら控訴はしないという真実だけは是非立証させてもらわなくてはと思います。先生いつもありがとうございます。
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昨日東京拘置所に同行した支援者からは以下のお便りが届きました。
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昨日は大変お世話になりました。無事に差し入れもできホッといたしました。昨夜、帰宅後はさすがに疲れていたのかいろいろと片付けを済ませて先生にお礼の連絡を、と思っておりましたのに寝てしまいました。遅くなりましたが本当にありがとうございました。
ブログも拝見いたしましたが、市橋さんに私の想いを伝えて頂きましたこと、有りがたく又嬉しく思いました。私が市橋さんに出来ることは、ささやかな事ですが、少しの時間でも気分転換できる差し入れや手紙は続けていきたいと思います。
私は市橋さんのことが本当に本当に心配です。これから市橋さんには色んな苦しく辛い事が有るかもしれませんが、それでも元気でいて欲しいです。強く生きて頂きたいです。
昨日は現金、絵本(書籍は要らないと言われてましたがこの絵本は読んで頂きたかったので)、お菓子類と缶詰、お花、タオル、外のお店でお弁当を差し入れました(本山:昨日のブログの報告では、缶詰、お花、タオルは抜けてしまいました)。度々行けたら良いのですが、それは難しい事なので、ついつい色々と買ってしまいました。市橋さんのお好きものはどれだろう、、と考えながら差し入れました。
市橋さんには私以外にもたくさんの温かい支援者の方々がおられる事を知って頂きこれからも頑張って生きて欲しいと願います。判決後の事は本山先生や支援者の方々に負担がかからない方法を考え支援を続けられたらと思います。
先生、大変お忙しい中いつもお世話になり申し訳ありません。どうかお体にはくれぐれもお気をつけて今後とも宜しくお願い致します。

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今日は埼玉県の平成23年 度農産物安全技術専門委員会が県庁の近くの埼玉教育会館で開催され、私も委員の一人ですので出席しました。この委員会は、テレビ朝日のニュースステーションという報道番組を担当していた久米 宏ニュースキャスターが、1999年2月1日の番組で、埼玉県所沢市産の葉物野菜から高濃度のダイオキシンが検出されたと発表したことから、風評被害でホウレンソウその他の野菜の売り上げが激減した問題を受けて、2001年1月から発足したものです。当時の様子は http://www.aa.alpha-net.ne.jp/mamos/tv/dioxin.html に詳細な説明がありますが、高濃度が検出されたのは実際はホウレンソウではなく煎茶だったこともあり、裁判にもなりましたが、最終的にはテレビ朝日側と久米 宏氏が謝罪することで終結しました。
第1回の委員会が開かれた時はメディアが殺到して物々しい雰囲気で、開会前だけ撮影が許され、記者たちは委員会が終わってから各委員から直接取材しようと玄関前で待ち構えていました。県側はそれを避けるために裏口にタクシーを待たせ、委員が記者たちに取り囲まれないように浦和駅まで直行させてくれたのを思い出します。

その後、ダイオキシン汚染問題だけでなく、農産物の残留農薬や、重金属汚染や、土壌からの残留農薬の吸収問題など、食の安全に関する諸問題の実態調査と問題解決方法の技術開発などに関する県の取り組みについて専門委員として評価・提言などをしてきました。ちなみに今日の議題は、平成23年度に県が取り組んだ4つの課題、①ネギ・ナスのカドミウム濃度低減技術、②農薬の後作物への影響回避技術、③農薬の混用による野菜の農薬残留に及ぼす影響、④化学肥料の代替を考慮した堆肥の多投・連用による影響についてと、平成24年度の研究計画についてでした。
委員会は、農薬や肥料や分析や栽培の専門家の他に消費者代表や生産者代表など8名と、委員長の山本 出東京農業大学名誉教授から構成されていますが、山本委員長が高齢(84才)を理由に辞任を申し出られ、代りに平成24年度からは私が推薦されて委員長を務めることになりました。
少し荷が重い気がしますが、私は小学校(3年生の途中で宮崎県小林市の小学校から転入)・中学校・高等学校は浦和で過ごし、大学を卒業するまで埼玉県に住んでいたという縁がありますし、国民の食の安全のために少しでも貢献できるのはやりがいのあることですので、非力を顧みず引き受けることにしました。山本前委員長の見識の広さ・深さには足元にも及びませんが、他の委員のお力を借りて、埼玉県のこの分野における努力の支援ができればと思っています。

今日は埼玉県の浦和に出かける前に、江戸川堤防を6Km だけ走る時間がとれました。