2012年3月27日火曜日

昨日宅配便で発送した差し入れ品が今日には東京拘置所に届いた筈ですが、検閲を無事通過して市橋君の手元に届いていれば、今頃支援者リストや私からの手紙を見てどう感じていることでしょうか。昨日は支援者のお一人も午後の遅い時間に東京拘置所に直接差し入れに行かれた筈ですので、それも彼の手元に配達されている筈です。多くの支援者は市橋君を家族のように思ってくれているということが、息子の行為で亡くなったリンゼイさんのご遺族への配慮から身動きがとれない市橋君のご両親に代わって、彼の心を温め、前向きに保つ支えになっているのではと思います。

私は午前中に歯医者に行って3ケ月に一回の定期的なクリーンアップと、詰め物がとれたところに樹脂を詰める治療をしてもらいました。それから千葉大学園芸学部に寄って、約束していた博士課程の女子学生と会って就職活動の助言をしてあげました。現在応募している会社名を聞いて、提出した履歴書や応募書類のコピーをもらってきました。今は就職難で買い手市場の時代なのでご利益はないかもしれませんが、それぞれの会社の関係者に私がよく知っている千葉大学の優秀な学生が応募しているので人物をよく見てほしいと一言電話をしておこうと思っています。

千葉県の環境研究センターへの配置換えが決まった元学生からは、「放射線業務を中心に研究・調査を行う担当になりました。」という連絡が届きました。大学院在学中に勉強して1種放射線主任者資格を取得しておいたことが、役立ったと実感していますとのこと。学生諸君には常々、自分の専門分野をしっかり勉強すると同時にできるだけ何にでも興味を示して基礎を広げるようにと助言をしてきましたが、この元学生の場合は昨年の福島県での原子力発電所の事故で放射能汚染があちこちに広がったということとタイミングが合って、彼の能力を生かす職場が与えられたようです。

先日は新潟県胎内(たいない)市の日本海に面した海岸の松林の松くい虫による激害状況を視察してきましたが、今日は県庁の担当者から農薬散布の効果と飛散問題について講演依頼が届きました。すぐ承諾の返信をしましたが、私たちの長年にわたる調査研究の成果が現場で役に立つのは嬉しいことです。5月の連休明けの週に再度新潟県を訪ねられるのは楽しみです。