2012年3月31日土曜日

3月29日に振り込まれた方の支援金1万円が届き、お気持ちはありがたいのですが、どう取り扱うべきかちょっと困惑しています。この方は2010年5月に初めて振り込まれて以来、ほぼ毎月振り込まれて今回は22回目です。住所とお名前は記載されているのですが、電話番号とメールアドレスは記載されていませんのでどういう方かはわかりません。
3月1日と3月9日のブログで、支援金の振り込みは3月10日までで終わりにして下さいとお願いし、それまでの支援金は全額を払い出してすでに菅野弁護士にお届けし、現在「市橋達也君の適正な裁判を支援する会」としての募金活動は停止している状態です。この支援者はブログをご覧になっていないのか、ご覧になった上で、市橋達也君の更生を支援する目的で振り込まれたのか、あるいは私が4月6日に面会に行く時に市橋君に差し入れてほしいという意味で振り込まれたのか、判断ができません。ご指示がなければ、4月11日の判決までこのまま預からせていただいて、その後どういう対応をするかによって書留便で返却するか別目的で使用させていただくか考えたいと思います。手続きが複雑になりますので、今まで毎月定期的に振り込まれてこられた他の支援者の方も、判決以降の方針が固まるまで、今後の振り込みはしないようにお願い致します。

今日は千葉県松林復活プロジェクトの共同研究に参加しているメンバーが千葉大学園芸学部に集まって打ち合わせ会をしました。千葉県における松林の被害材積量は、2007年まで行っていた有人ヘリコプターによる薬剤(有機リン殺虫剤)の散布を中止して、2008年からネオニコチノイド剤と呼ばれる別の薬剤の地上散布に切り換えてから4年間で3.1倍に増加しました。特に昨年の房総半島南端の平砂浦や九十九里浜における激害の発生は、経済状況の厳しい中にもかかわらず千葉県の松くい虫防除事業予算の増加をもたらし、薬剤防除事業に4千830万円、被害木駆除事業(松くい虫で枯れた木は伐倒駆除しないと翌年の発生源になるので)に8千770万円、で計1億3千600万円(前年比17.2%増)の予算を計上しています。人間の病気でも同じで、感染症が流行している限りは感染症を抑える努力をせざるを得ませんが、防除方法を変えてからわずか4年間で被害が3.1倍にも増加したのですから、その原因を明かにして根本的に防除方法を見直す必要がありそうです。