2012年4月8日日曜日

友人の弁護士に電話をして、保護司というのはどういうものか教えてもらいました。私が想像していたのとは全然違っていました。市橋君の保護司になりたいと言って申請して認定されるというようなものではなく、裁判所から保護司として選ばれて認定されると、裁判所の方から特定の保護観察中の受刑者の保護司になるようにと指示されるのだそうです。ただし市橋君の場合は、刑が確定後、現在の弁護団は仕事が終わってもう責任がなくなり、ご両親も面会に来られない場合は、本人と外部との連絡がとれなくなるので、私が時々面会に行ってそういう役割を担いたいという申し入れをすれば、今までの経緯から認められる可能性があるのではないか、とのことでした。刑が確定してから受刑する刑務所に移されるまで、2週間くらいは今の拘置所にいるのが普通だそうですから、近いうちにもう一度東京拘置所を訪ねてそういう申し入れをしてこようと思います。

今日は天気がよかったので妻が買い物に出かける時に一緒に出て、千葉大学園芸学部のキャンパスに寄って桜の花を見てきました。例年より遅く、ちょうど満開で、町から園芸学部がある戸定ケ丘(とじょうがおか)に上ってきて花見をしている人たちがたくさんいました。水仙の小さな花壇や、いつ見ても威厳のあるクスノキの巨木群や、瑞々(みずみず)しいモミジの若葉が新鮮で写真を撮ってきました。市橋君が学生時代に勉強していたA研究棟の横の桜の老木(最初の写真の下段右)は、今年も花を一杯咲かせて満開でした。園芸学部には、昔ソメイヨシノの起源を研究するために上野動物園の桜と交雑して作り出した珍しい桜の大木(最初の写真の上段右)もあります。