2012年4月17日火曜日

以下は、昨日の市橋君との面会について、支援者から寄せられたお便りです。判決の厳しさに打ちひしがれている筈の元学生の胸の中を思いやって下さりありがとうございます。市橋君は今さらながら、自分のした愚かな行為が、亡くなったリンゼイさんとそのご遺族にとってどれだけ取り返しのつかない残酷なことだったか(厳しい判決はそれを反映している)を思い知らされている筈です。最終的に市橋君が上告を希望するかどうかは来週まで待たなければなりませんが、上告するにしてもしないにしても、できるだけの支援をして、これから長期間にわたって罪を償わなければならない市橋君の今からの人生が少しでも有意義なものになるように支えてあげたいと思っています。
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本山先生こんばんは、面会お疲れ様でした。来週も面会に行かれるとのこと、ありがとございます。市橋さんの様子も知らせて頂きありがとうございます、前回よりも明るい雰囲気だったようで少し安心しました。市橋さんは控訴しないと言われてましたが、即答ではなくしばらく沈黙があったのは心の中で葛藤してるのかな?と思いました。(本山:その通りだと思います。)少しでも上告の気持ちがあるなら本山先生が言われたように最後のチャンスまで主張して欲しいです。もしかして上告しない理由のひとつに、弁護士料の心配はいらないと言っても支援を申し訳ないと思って遠慮があるのだとしたら、支援は市橋さんが頼んだのではなく、自分の考えで勝手にしてることだから本当に気にしないでと言いたいです。(本山:その点は次回の面会の時に念を押して伝えます
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本山先生 こんばんは。4月11日からもう何日もたってしまいました・・・・。絶望感から立ち上がれないほど心が落ち込んでしまっているのは市橋さんなのに・・・・。悔しくて、言葉を無くしてしまいました。市橋さんが本当の気持ちを言っても通じることなく無期のままというのは・・・・。人が人を裁くということは恐ろしいことです! 聞く耳持たず。憶測から、たぶん、だろう、絶対そうだ、そうであるとなってしまい・・・やがて控訴するこころをも消し去ってしまう。心の中の本当の声を聞こうとしないで、悲しいですね…本当に。シナリオという形の中に無理やりはめ込んでしまい、真実へ目を向けることを右に習えでスルーしてしまう。人が人を裁くということ…人の一生が簡単に決まってしまうなんて本当に空しいですね。心から、もう一度控訴してほしいと願っています。
本山先生 教え子のためにいつも足を運んでくださいまして、本当に市橋さんも感謝の気持ちをこころの中で何度も言っていることでしょう。透明の板越しに精一杯の自分でいるんでしょうね。
まとまりのない言葉で失礼しました。

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昨日は面会での市橋さんのご様子を詳しく教えて下さり有難うございました。判決後の市橋さんも落ち着いておられたと前回ブログで先生は書いておられました。やはり少しずつ市橋さんは受刑生活に入る覚悟を決めておられるのでしょうね。市橋さんご自身にそんなつもりはなかったとしてもリンゼイさんの未来を奪ってしまった事に変わりはないので、その申し訳ない想いを市橋さんの今後の人生で償っていくしかない、、、と考えておられる様に思います。
私はそんな市橋さんをずっと私の人生が終わるまで看護り続けたいと思います。ですから、もし控訴されるので有れば支援金を送らせて頂きますし、控訴されないという事になれば、受刑生活が始まるのでしょうから、今後未決の時とは違う形の支援を先生や支援者の方々とご相談しながら考えていきたいと思います。願わくば色んな諸事情がある方々がおられる刑務所の中、市橋さんが嫌がらせやイジメを受けませんように・・・。日々の作業を通じて手に技術をつけ、仕事の達成感を味わったり、その中での人間関係を通して市橋さんが学習し成長できますように。。。(本山:私の気持も全く同じです。市橋君は刑務所の中にいて成長できるだけでなく、外の社会にいる人たちに対しても何らかの形で貢献して、それを生き甲斐にできる筈だと思っています。私は遠くて直ぐには差し入れにも行けない現実がありますが、支援者の方々がお花を届けてくださるとのお知らせにホッとしています。今後とも本山先生や支援者の方々と市橋さんが少しでも和む時間を提供していけたらと思います。先生、来週も面会に行ってくださるとの事。市橋さんが先生を今後も親代わりの更生に必要なお一人として申請してくださるよう願います。

今年の桜は散りますが、来年、再来年、この先もずっと桜の花が咲き続けるように支援を続けていこうと私は私で覚悟しました。どうかこれからも宜しくお願い致します。
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こんにちは。市橋達也さんとの面会時の様子をお知らせ頂き、ありがとうございました。昨日の時点では、彼は「控訴しません」と仰られたとの事ですが、まだもう少し上告期間の日数も有りますので、山本弁護士さんと相談されて、決めて頂きたいと思います。上告されますのも、市橋達也さんにとって精神的な負担も掛かると思いますが、今しか出来ない事ですのでよく考えて、出来れば上告して欲しいです。
4/19(木)に東京拘置所に伺い、お花の差し入れ致します。

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本山先生 市橋君の面会有難うございます。先生のおっしゃる通り自分の真実を全うするようまた後悔しないよう控訴を強く希望します。今後長い受刑生活季節も感じる事もできないで全く外部と遮断されて過ごすんですね。どんなに先生の面会で心を癒やせれるかしれません。もう覚悟ができてるみたいですが控訴を勧めてください。お願いします。
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東京農業大学に行く途中の道路で、ある農薬会社を数年前に定年退職して今はコンサルティングをしながら研究会活動をしている知人にバッタリ出会いました。久し振りだったのでお茶でもどうですかと誘われ、喫茶店に入ってコーヒーを飲みながら懐かしくお互いの近況を語り合いました。
その後、大学の周りを6Km ジョギングしました。シャワーを浴びていたら、私と同じようにいつも運動をしている顔なじみの職員と一緒になったので、駅伝部と陸上部と別なのかどうか訊いてみました。陸上部は一つだけど、その中に駅伝をやる長距離の男子と女子、短距離をやる男子と女子の計4グループがあるとのことでした。グランドでは、短距離の男子部員がトラックの上に落ちた桜の花びらを箒(ほうき)で黙々と掃いていました。自分が走ってトレーニングをする場所をこうして神聖なものとして大事にする若者の姿を見るのは嬉しいものです。日本でもアメリカでも私が指導していた空手の道場では、稽古の前に必ず全員で床の雑巾がけをさせていました。
市橋君も岐阜県での高校時代は陸上部だったとのことなので、やはり運動場の走るコースを手入れして大事にしていたかどうか、今度面会に行く時に聞いてみようと思います。