2012年4月29日日曜日

支援者からお便りが届いています。土日・祝日は面会できませんが、5月1日(火)と2日(水)は連休の谷間で、市橋君がどこかの刑務所で受刑生活に入る前に面会できる最後の機会でしょうから、私は5月1日(火)にもう一度面会に行ってみようと思っています。
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本山先生へ 小菅までご苦労様でした。先生には代表で何度も足を運んでいただき、ありがとうございました。私も、25日の夜中0時に「この直前に決心を変えてるかもしれない」と、秒針が動くのをながめました。そして今は食欲がなくなるほど、心が重いです。
二審の後は、彼の心は急速に人間社会への虚無感絶望感があったのではないでしょうか。
何が誠意、何が反省、何が悔恨かわからないまま、「お前は黙っておとなしく無期を受け入れればいいんだよ!」という、究極のパワハラに押しつぶされてる感じでした。同時に、もう考えることもメンドッチイというか、罪人が集まる場所で暮らすことの方が楽なのではないかと、ポジティブに考え、人間社会のわけわからない尺度に振り回されることから解放されるべく、自ら線を引いたのではないかと思いました。
そう彼の想いを想像しつつ、私自身は、この裁判を通じて、人間が人間を裁く恐ろしさを感じました。一審の裁判員裁判の不公平性は、二審のプロによる裁判で調整されるかと思いきや、同じ日に来日した英国首相への配慮とも思える、全く一審と変わらない判決理由と判決には、驚きました。私は社会の改革を訴える活動家や左派でもありませんが、こんなことがあってはいけないと、心から憤慨しています。
昨日の新聞一面トップ記事に「刑事事件の被告に不利な裁判になりやすいとの批判を受け、裁判官と検察官の交流を38年ぶりに廃止した」とありました。こんな交流人事が行われていたことさえ、一般人は知りませんでしたが、人を死刑だ、無期懲役だと裁く現場で、このような低レベルな人間的感情が交錯していた可能性があるなんて、一体どういうことかと怒りがおさまりません。38年間でどんな判決が下されていたのか・・・仲良しクラブの運営じゃないのです!
市橋君の事件も、初めに取り逃がした警察の失態からはじまり、イギリスからの圧力で懸賞金も税金で出した訳ですから、イギリス五輪を控え友好的外交ムードの中で、彼の罪そのもの以外の理由で、彼を「極悪人」として処理するのが、司法、政治にとって必要だったのかと思わずにはいられません。だから、あのように「土下座はパフォーマンス」とか「手記を出して反省がない」とか無理やりの理由が出てきたのだと思えば、納得できます。今となっては、市橋君の無期懲役刑という内容が、30年間くらいの中で、また見直され、場合によっては、仮出所が認められたりする変革がなされることを祈るのみです。
これまで選挙の時に同時に行われる「最高裁裁判長」の信任の可否は、何も考えず「〇」をつけていましたが、今後は慎重に考えます。
すみません。ぼやきました。市橋君、また私達支援者のことを思い出してくれる時が訪れると信じます。

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本山直樹先生。明日は横浜駅伝大会ですね。先生、頑張ってきてくださいね。ご無理なさらず先生のペースで襷(たすき)をゴールまで運んであげてください。色々と大変お忙しい中で走り込みも思うように出来なかったと思います。
市橋さんの事では先生にご足労とお手数をおかけしてしまい申し訳ありません。日々ブログの更新もして頂き本当に有難い想いでした。これからの事は市橋さんのご様子をみながらご連絡をとらせて頂ければと思います。遠くから日々、先生や市橋さんがお元気でおられますよう祈っています。
こちらもハナミズキが綺麗に咲いています。ハナミズキの花言葉は【返礼】です。何だか今の状況で考えると、とても感慨深い心境になります。
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市橋さんは上告を断念したとのこと。人は何処にいても自分磨きはできますから、今後は市橋さんにしかできない生き方を模索し成長して欲しいです。人は皆、回りの人達に生かされているということに気づいて欲しいです。人の一生は重き荷を背負いて遠き道を行くが如し・・・(徳川家康の人生訓)とあるように、誰にとっても生きるということはけして楽なことではないのだということに気づいて欲しいです。そして、苦しい思いや悲しい思いを乗り越えられる心が持てますように。
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アメリカ在住の孫娘は昨日が7才の誕生日でした。時差があるので、今日(向こうの時間で昨日の夕方7時頃)電話をしてHappy Birthday!(お誕生日おめでとう!)と言ってやりました。向こうでは誕生日のお祝いによくやることですが、学校の仲良しの友達8人が遊びに来てくれていました。昼間は皆で陶芸教室を訪ねて粘土をこねてお皿や茶碗や壺を作って遊び、夕方は家で母親が作ってくれる料理やケーキを食べて、夜は居間のカーペットに布団を敷いて皆でおしゃべりをしながら並んで寝ます。7才の女の子たちが親元から離れて自由になった気分でおしゃべりし合う様子を想像するだけで微笑(ほほえ)ましくなります。親どうしも了解の上ですが、子供たちにとってはお互いの家に泊まりに行って存分に遊べるのは楽しみのようです。自分の家とは違う他の家の習慣などに接して勉強にもなるので、こういう習慣ができたのかもしれません。

東京農業大学のメールは回復したようです。
明日は朝7時半頃家を出て、鶴見川沿いで行われる横浜駅伝(662チームが参加予定だそうです)に参加して、千葉大学Bチームのアンカー区間(8.195Km)を年齢相応に練習量相応に、無理をせず仲間と楽しく走ってきます。