2012年5月17日木曜日

「林業と薬剤」という雑誌の6月号用に依頼されていた原稿のゲラ刷りが届きましたので、すぐ校正をして返送しました。「松くい虫防除で散布された薬剤の飛散と健康影響」の3報目ですが、今回は少しテーマを変え、「マツノマダラカミキリ成虫に対するスミパインECとMCの作用経路」という副題をつけて、薬剤がどのように松くい虫の体内に取り込まれて作用を発揮するかについて、私たちの研究結果に基づいて、従来考えられていたのとは違うということを解説しました。
海岸の保安林としての松林には、最前線に位置するクロマツ低木林とその裏側(陸側)に位置するクロマツ高木林がありますが、いずれも無人ヘリコプターを用いることで効果的に、経済的に、かつ安全(飛散が少ない)に薬剤散布ができます。
松くい虫の発生時期と散布する薬剤の残効性を考慮して1年に1回~2回散布をすれば、松枯れ被害を最小限に抑えて松林を守ることができます。

クロマツ低木林への薬剤散布

クロマツ高木林への薬剤散布

今日は、時間的に江戸川堤防を6Km だけしか走れませんでしたが、昨日東京農業大学のグランドで見た陸上部の駅伝部員の走り方を真似して走ったせいか、あるいは単なる気のせいか、いつもより快調に走れました。