胎内市の海岸の保安林に沿って走る国道113号の内側には日本海CCと中条GCという2つのゴルフ場があり、両方ともゴルフ場の周囲やコースとコースの間などにりっぱな松が多数植栽されています。私はゴルフはやらないのでよくはわかりませんが、見事に管理された芝と松の組み合わせはプレーをする上でも大事なことのようです。
両方のゴルフ場ともすぐ近くにタバコの畑があって、タバコ耕作者はJT(日本たばこ産業株式会社)と契約栽培をしているらしく、どんなに微量でもタバコの葉から薬剤(スミパインMCの有効成分のフェニトロチオン)が検出されたら買い取りを拒否される恐れがあるために、非常に神経質になっています。
今年は、海岸の保安林だけでなくゴルフ場の松林に対してもヘリコプターによる薬剤散布が行われる予定です。幸いこの辺りでは薬剤飛散による健康影響を過剰に不安視する周辺住民はいない(むしろ散布をして松林を守ることを要望している)ようですが、タバコ畑に薬剤が飛散するかどうかは地元の住民にとって大きな関心がありますので、再来週(6月3日~9日)に実施予定の私たちの現地調査の目的の一つにそのことも加えることにしました。