2012年6月1日金曜日

今日は午前中に6月3日~9日にに実施予定の新潟県胎内市での調査に必要な手続き(宿泊予定のホテルの予約や新潟県庁の担当者との連絡や同行研究者との打ち合わせ等)をしてから、東京農業大学の研究室に顔を出しました。しばらく来れないので、郵便物のチェックなどをしていたら、先日栃木県足利市の会社見学に一緒に行った女子学生の指導教授がご挨拶に訪ねてこられました。私の方から先に、勝手なことをしたご報告に伺おうと思っていたのですが、この就職難の時代にありがたいとお礼を言われてしまいました。

今日は専務取締役からメールが届き、女子学生は今日東京の本社を訪問し、採用条件を提示され、一週間以内に返事をしてもらうことになりましたとのことでした。紹介者の私やご両親とも相談してよく考えて返事をして下さいと言いましたが、弊社としては是非来て(入社して)いただきたいとのこと。私は9日まで留守にするので、今ちょっと前に本人に電話をしてみたら、今から両親とも相談するけど、自分としてはこの会社に勤めたいと言っていました。

今は不景気で就職難の時代なので、大学卒の初任給がどれくらいか相場がわかりませんが、多分私が千葉大学を定年退職した頃よりは下がっている筈だと思って採用条件を訊いてみました。基本給約19万円に住宅手当や通勤手当などがついて月給は約26万円とのこと。ずい分いい条件ですねと言ったら、彼女自身あちこち就職活動をしているのでよく知っていて、こんないい条件のところはありませんと答えていました。ご両親はこの話にすでに大喜びで、もしこの会社に娘が勤めることができたら車を買ってあげると言われているとのことですので、彼女は入社しますという返事をするようです。専務取締役からのメールでは、彼女からOKの返事が届いたらすぐ内定通知を出す予定とのことですので、ほぼ決定と同じです。

過去に私の研究室でデータ入力のアルバイトをしていた男子学生が、就職活動で苦労していた同じ研究室の女子学生を私のところに顔見せにつれて来たのがきっかけでこういう展開になったのですから、人との出会いというのは不思議なもので、ちょっとした出会いでも大切にしなければと思います。元々は栃木県の田舎でご両親が娘をしっかり育て、本人もそれに応えて真っ直ぐに成長したことがこういう結果になったのでしょうが、今日は私も大変いい気分です。