2012年7月1日日曜日

いつも散髪をしてもらっていた近所の床屋が近く店をたたむと聞いていたので、昨日前を通ってみたらまだ営業していました。今日最後の散髪をしてもらおうと思って寄ったら、今日から閉店でした。閉店後に困らないように、すぐ近くの別の床屋を遠縁にあたるからと推薦されていたので寄ってみました。今までのところは借家で、元々はお父さんがやっていたのを、お父さんが病気でやれなくなった時に大学を卒業して会社勤めをしていた息子が、小さい床屋で将来性がないからと親に反対されたのを押し切って脱サラして後を引き継いだのでした。その後、お父さんが亡くなり、お母さんと二人でやっていたのにそのお母さんが病気で倒れて介護が必要になったので、遠くに住んでいる妹の近くの病院に入れて一人でがんばっていたのですが、とうとう家賃が払えなくなって廃業せざるを得なくなったようです。

月に一度ある月・火と連休の時はオートバイで全国の温泉巡りをしたり、自転車で東京神田の古本屋に行って古本を買って来たり、時々は江戸川の堤防を朝早くジョギングしたり、水槽でナマズを飼育して釣ってきたザリガニを冷凍しておいて餌として与えたり、散髪をしてもらいながらよく世間話をした間柄でした。いつ行っても待っているお客さんがいなくてすぐやってもらえるので私としては気にいっていたのですが、その分だけ商売としては厳しかったのでしょう。今日初めて行った床屋も同じことを言っていましたが、人口が約50万人もいる松戸市でどうしてお客が少ないかと訊いたら、結局最近は若い男性がおしゃれになって、理髪店ではなく美容室に行くようになったということのようでした。松戸の理容組合では料金は一律3,600円と決まっていますが、組合に入らない床屋の1,000円という宣伝も見ますので、そちらにお客が流れるということもあるのでしょう。閉店した床屋の主人は若いように見えたのですが、遠縁にあたる今日の床屋さんによるともう50代で独身のようですから、これからどうやって生活をしていくのかちょっと気になりました。

昔は専売で繁盛していた酒屋や米屋が、今はお酒もお米もコンビニで扱うようになって商売が厳しくなったり、昔は個人の家でお風呂のある家は少なかったのでほとんどの人が銭湯に行っていたのが、今は家にお風呂があるのが普通になったので銭湯の商売が厳しくなったり、結局時代の流れに合わせて商売のやり方を変えなかったところはやっていかれなくなってきたのでしょう。

千葉大学走友会の会員で房総半島の太平洋岸のいすみ(夷隅)市に住んでいる仲間から、12月2日に開催されるいすみ健康マラソン(増田明美杯)の案内が届きました。
http://www.isumi-marathon.info/ ハーフマラソンですが、私は情けないことに今年1月の館山若潮マラソンに出場して以来、練習量が極端に少なくなって体重がリバウンドしてしまいましたので、これを目標にして走り込みを再開しようかどうか迷っています。これからは暑い時期ですので、走り込みをするには適さない季節ですが。それとも、また来年1月の館山若潮マラソンでフルマラソンを走ることを目標にして、秋から走り込みを再開するべきか・・。先日、北海道のサロマ湖一周100Km ウルトラマラソンに挑戦して見事に完走してきた仲間のことが頭をよぎります。

今日は散髪の後で、江戸川堤防をゆっくり6Km 走ってきました。