2012年7月2日月曜日

東京農業大学の周囲を6Km 走って、体育館でシャワーを浴びて着替えて研究室に戻ってきたら、偶然エレベーターの前で私がいるかどうか確かめに来た醸造学科の女子学生に出会いました。今日はしばらく研究室にいるよと言ったら、しばらくして、最初に彼女を私の所に連れてきた男子学生と一緒に訪ねてきました。就職の内定をもらったお礼に来ようとしていたようですが、私が毎日研究室に顔を出すわけではないので、私に会えるのを待っていたようです。
栃木県足利市の(株)カザミから採用条件を提示されて、就職しますという返事をし、総合職で採用内定の通知をいただいたとのこと。お父さん、お母さんにちゃんと相談をしてから決めたのかと訊いたら、はいと答えていました。同じ学科や、同じ研究室を専攻している他の学生たちは必死で就職活動をしている最中らしく、皆より一足早く就職が決まったので、羨ましがられないように静かにしている様子でした。これから会社の期待に応えられるように、卒業論文の研究に精を出して、同時に、私が助言したように基礎を広げるようにいろいろな分野の勉強に積極的に取り組みますとのこと。

自分が直接指導した学生ではありませんが、一人の有能な女子学生の希望を満たせる職が決まり、私も大変嬉しい気持ちです。一緒に電車に乗って会社見学に同行してあげた甲斐がありました。多分実家に帰った時に親が持たせたのでしょうが、栃木県のおいしそうなチーズケーキを持ってきてくれましたので、ちょうどアメリカから孫たちがきているので一緒にいただくからと言って受け取りました。

東京農業大学のキャンパスは、講義が終わって教室から大勢の学生たちがぞろぞろ出てきたり、野球場ではバッティングマシンから一定間隔で投げ込まれるボールを黙々と打ち返している野球部員がいたり、グランドではサッカーをやったり、陸上部が全力で走ったり、リレーのバトン渡しの練習をしたり、若者たちの活気に溢れています。