2012年7月21日土曜日

毎年この時期になると、千葉大学現役時代に学生諸君と一緒に長年農薬の生態影響を調査してきた水田がどうなっているか気になって落ち着かなくなります。今日は銚子の君ヶ浜の松林の松くい虫の被害状況を調査するついでに、大網白里町と香取市山田区に足を延ばして水田の様子を見てきました。
驚いたことに大網白里町砂田(いさごだ)地区の水田は大豆畑に転換されていました。役所から減反を要請されたのか、補助金が付いたのかはわかりませんが、今度知り合いの農家に訊いてみようと思っています。
香取市山田区田部(たべ)地区の水田はすでに出穂してイネの花が咲いているところもあり、水路には土着のメダカやカエルもいました。橘堰(たちばなぜき)ふれあい公園のハス池では大賀ハスの美しい花が咲いて、ガマも穂をつけていました。
銚子の君ヶ浜の松林は、松くい虫の被害が激発した平砂浦や九十九里の松林と違って、ほとんどが青々としていました。ただごく少数ですが、枯れかかっている(今年発生した松くい虫によると思われる)マツも見られましたので、これからが要注意だなと思いました。