2012年8月15日水曜日

今日は終戦記念日でしたので、夕方7:30 からNHKスペシャル「終戦・何故早く決められなかったのか?」と題した興味深いテレビ番組がありました。戦争は広島、長崎に原子爆弾が投下された後、67年前の今日1945年8月15日に終わりましたが、実はその数か月前から日ソ不可侵条約を破棄してソ連軍が参戦する情報が入っていて、戦争を終結させる(降伏する)ための会議が招集されていながら、結局当時の最高指導者たちが誰も責任を果たさなかったということのようでした。降伏が遅れたために、原子爆弾による犠牲者やソ連軍による日本人捕虜のシベリヤ抑留などにより何十万人もの命が失われてしまいました。

YAHOOニュースにも戦争に関連した記事がありました。<九大生態解剖事件>「戦争は人を狂わす」最後の目撃者語る http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120815-00000068-mai-soci は、B29というアメリカ軍の爆撃機が撃墜されて捕虜になった8人のアメリカ人兵士を大学医学部で生きたまま解剖実験を行って殺してしまったという事件を取り上げていました。
当時医学生として立ち会った福岡市の医師東野利夫さん(86才)の、<時代は移りゆくが、平和への思い、願いに変わりはない。「非戦を誓った憲法9条は必ず守ること。そして捕虜に対し学内の医師がメスを持ったという事実を正面から受け止め、母校の敷地に8人の慰霊碑を造ってほしい」>という言葉は、平和の尊さをあらためて訴えました。

江戸川堤防を今日は10Km 歩いたり走ったりしてきました。まだ暑くて汗をびっしょりかきましたが、雲を眺めながら風を肌で感じながらゆっくり走るのは快適でした。67年前の悲惨な状況にめぐり合わせた人々に比べて、私たちはどんなに恵まれた時代にめぐり合わせているか忘れてはいけないのだと思います。