2012年8月4日土曜日

朝日新聞朝刊には、このところ「いじめられている君へ」と題したコラムが連載されていて、毎回違った人がメッセージを書いていますが、今日8月4日(土)は三浦雄一郎氏が担当でした。三浦氏は1932年生まれなので私よりちょうど10年上で、父敬三氏99才と長男雄大氏と親子3代でフランスのモンブラン氷河を滑降したことが記憶に残っている人です。http://www5.hokkaido-np.co.jp/kyouiku/kodomo/040508miura/index.php3  
70才、75才と2回も世界最高齢で世界の最高峰エベレストに登頂し、今度は80才で3回目の登頂を計画しておられるとのこと。私がすごいなあと思って憧れている人物の一人です。久し振りに新聞紙上に登場しましたので、興味を持って読みましたが、「人生をトータルで考えれば、・・・」と長期的な視点でものを見て目の前のことにくよくよするなというメッセージに頷(うなず)きました。

江戸川堤防に走りに行き、6Km 歩いたり走ったりしてきました。気温は高くても雲で陽射しが遮られ、そよ風も吹いていたので、ジョギング用のTシャツも短パンも汗でびっしりにはなりましたが、走るには快適でした。今日は松戸の花火大会なので、堤防の斜面はあちこちブルーシートで席取りがしてありました。

夕方7時頃からドーン・ドーンと花火の音がし始めたので、タオルを首に巻いてうちわを手に持って出かけてきました。妻にも一緒に行くかと誘ってみたのですが、まだ夕食の片付けが1時間くらいあるからと断られました。
堤防に向かう道は警察が車両止めにして、堤防の上も斜面もすごい人出で、立錐(りっすい)の余地もないくらいでした。途中で帰る人のあとの隙間に割り込んで、次から次へと打ち上げられる花火をしばらく眺めて写真を撮ってきました。見物しながらひときわ大きな派手な花火に歓声をあげて拍手をしたり、両親に手を引かれた浴衣(ゆかた)姿の小さな女の子や、車椅子のおばあちゃんを押してあげている家族など、家族への思いやりも含めて日本の夏の風物詩だなと感じました。次から次に打ち上げられてほんの一瞬美しい花を咲かせ、消えていく花火を眺めながら、人々は大震災のことや不景気な経済のことをしばし忘れているのでしょう。