2012年8月12日日曜日

午前中に江戸川に行って、いつものように6Km を走ったり歩いたりしてきました。空にはあちこちで真っ白い入道雲がモクモクと立ち上ってきては、姿を変えていました。汗はビッショリかきましたが、快適でした。

午後の遅い時間に1ケ月振りに北柏のリハビリセンターに長期入院している千葉大学時代の元同僚教授/友人を見舞いに行きました。私の顔を見て目を見開いてはくれましたが、一言も言葉はしゃべってくれませんでした。東京農業大学の女子学生の就職で訪ねた栃木県足利市の(株)カザミの会社案内のパンフレットを見せながら、会社の様子や女子学生を採用してくれたことや今は専務取締役をしている千葉大学卒業生(元同僚教授/友人の研究室を専攻していた)の話をしました。女子学生を紹介したお礼に会社の商品の各種たれ(ドレッシング)の詰め合わせセットを送ってくれた時に添えられていた卒業生の手紙を読んであげたら、「〇〇先生と奥様にくれぐれもよろしくお伝え下さい。20数年前になりますが、研究室のゼミ旅行・2泊3日でちょうど今頃の時期、日光・那須方面へ出かけ、日光戦場ヶ原のハイキングに立ち寄った際、〇〇先生が奥様のピンクのリボンのついた麦わら帽子をおちゃめにかぶり、学生さんにからかわれていたことを楽しく思い出します。」のところで、急にウフフ・・・と声を出して吹き出していました。聞こえているのか聞こえていないのか無表情でわからなかったのに、急に反応があったので驚きました。表情で表現することはできなくても、ちゃんと聞こえていたのだと思って嬉しくなりました。昔元気だった頃の、奥様と仲睦まじかった頃のことを思い出させられて、気恥ずかしくなったのかもしれません。今日は奥様とは病院でお会いできませんでしたが、この話は後で奥様に電話でお知らせしようと思っています。

リハビリセンターのすぐ近くには、手賀沼につながっている大堀川が流れているので、帰りに少し湖畔の景色を見にドライブしてみました。手賀沼は昔は今の3倍くらいの面積があって水が澄んでいたのが、戦後の食糧難の時代に食糧増産の国策で埋め立てられ、その後沼につながっている川の流域の人口が増加して家庭の雑排水が流入するようになって、一時は日本一汚い沼として知られるようになっていました。今は「よみがえれ手賀沼」キャンペーンで、水が驚くほどきれいになり、水辺に公園やレクリエーション施設も設置されていました。8月19日には手賀沼トライアスロンが開催されるという掲示もありました。
周辺の水田は、すでに水を落とし、見事に出穂していましたので、今月末か来月初め頃には稲刈りが始まるかもしれません。こういう美しい自然の景色を見ると、心が洗われる気がします。入院している病院はすぐ近くなのに、元同僚教授/友人にもうこの景色を見せられないのが残念です。