2012年9月29日土曜日

昨夜から雨が降り出しましたが、昼頃モーテルを出発して、サウスカロライナ州ギャフニィ市に向かいました。途中どしゃぶりの区間があって前方がよく見えなくなったので、事故にならないように慎重に運転しました。1回だけガソリンを入れる時に休憩しただけで、夕方5時半頃Larry Tate 博士の家に着きました。森に囲まれた325エーカーの土地は、奴隷のいた昔は一面の綿畑だったようですが、今は広大な牛の牧場と松林が中心です。

今年は子牛の値段がよくて、1頭平均800 ドルで30頭(計2400 ドル)売ったそうですが、牧草を育てる肥料代や冬の間補給する飼料代などの支出があるので、その中の40%くらいが手取り収入になるとのこと。今年は松の木もパルプの原料として売って同じくらいの売り上げがあったそうですが、こちらはほっておくだけで支出はないけど、木が育つまで何年もかかるので1年当たりの収入にすると僅かにしかならないとのことでした。
牛の他に卵を採る鶏と、ペットとしてのウサギと馬3頭を放し飼いにしています。アンティーク(古い物)が好きで、家の中には年代もののミシンやカンナ、庭には馬に引かせてトウモロコシの茎を刈る昔の機械が飾ってあり、バルコニーの床下には集めた動物の骨が置いてありました。

Larry 君と奥さんのLinda さんが待っていてくれて、夕食をご馳走になりながらいろいろな話をしました。ちょうどLinda さんのいとこのMaton Smith 氏が仕事の都合で訪ねて来ていましたが、アラバマ州のモービル市出身で、独特の訛りのある英語で話していました。Larry 君の家にはゲストルームは一つしかないので、同行したMargie さんがそこで寝て、夫婦の寝室のベッドを私に提供し、Larry 君とLinda さんは居間のソファーベッドで寝ました。Maton 氏は近くの娘の家に泊まらせていました。アメリカ南部の田舎には、来客を大事にする昔の習慣がまだそのまま残っています。