2012年10月8日月曜日

Michael Roe 教授、Ernest Hodgson 教授、昔の空手の弟子で今はRoe 教授の技術職員をしているJohn Strider 君と一緒に、日本レストラン「すしつね」で昼食を食べました。私は一番安いランチの親子丼をとりましたが、お米が美味しくなく(たまたま炊き方に失敗しただけかもしれませんが)、いかに日本のお米が美味しいかあらためて実感しました。Hodgson 先生は80才になりましたが、奥様に先立たれ、子供たちは全員自立し、お一人で生活しながらまだまだ研究意欲を持っておられて、頭が下がります。私が、近々スリランカに行って農薬の副成分(Inert)の品質と安全性について討議に参加する予定だと話したら、アメリカでもネズミ退治の毒餌に害虫が寄生するので、パラチオン(特定毒物で毒性が非常に強い殺虫剤)を副成分(Inert)として添加した時代があったと、と紹介してくれました。

昼食後、Roe 教授の研究室にちょっとだけ寄って、John Strider 君に蚊の吸血試験装置を見せてもらいました。アメリカ陸軍の研究費かもしれませんが、兵士がどういう繊維の衣服なら蚊に刺されないかを動物の血を使って試験をしていました。

寒冷前線が下がってきたみたいに今日から急に寒くなり、雨も降りましたが、夕方雨が上がった時にJohnson 湖に行っていつものようの1周ジョギングしてきました。モーテルに帰ってきたら、またMargie さんが夕食を準備してくれていました。

明日からは一泊二日でワシントンDCのEPA(Environmental Protection Agency 環境保護庁)のDr. P.V. Shar を訪ねて、農薬副成分の管理や、化学物質過敏症などについて情報交換をしてくる予定です。パソコンは持参しないので、ブログの記事の更新はモーテルに帰ってきてからになります。彼の自宅に泊めてもらえることになりましたが、折角の機会なので明後日は少しワシントン市内を見学してくるつもりです。

一昨日訪ねた山の上のターマンさんの家には、木製の鐙(あぶみ)というのでしょうか、乗馬用の鞍(くら)の足載せとか、手で編んだ100年以上前の卵かごとか、二人で使う巨大な鋸の歯とか、古い興味深いものがたくさんありました。