2012年11月4日日曜日

白木 誠氏は、2012年4月15日のブログでミャンマーの子供たちの笑顔の写真とともにM.S.氏として紹介した人ですが、この度 Bridges Across Asia (BAA) というNPO を立ち上げるにあたって、設立趣意書を添付して(クリックして開いて、拡大すると読み易くなります)、以下の支援要請の手紙が届きました。元々は、ある農薬会社の開発部長をしていた時(約20年前)からのお付き合いですが、私自身がやりたいと思っていることを先取りして実際に実行に移そうとしておられるようですので、私もできる範囲で応援しようと思っています。
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各位
秋も深まってまいりました。
皆様には益々ご健勝にて様々な場面にてご活躍の事と拝察いたします。
さて、かねてより計画はしておりましたもののなかなか実行に移せませんでしたがこの度、東南アジアにおける農村地域の開発促進を支援するための任意非営利団体Bridges Across Asia "BAA"を設立しましたのでご案内申し上げます。
去る9月下旬に急に思い立って半年振りにミャンマーを訪問しかつての任地でかつての部下、旧知の人たちと再会しました。
報道では何かとミャンマーの民主化、開発支援、企業進出などが大きく取り上げられていますが、地方の状況は小生の見る限りではほとんど変化はありませんでした。
地方自治の制度も採り入れられていますが、人材、経験、予算などの極端な不足でほとんど実効は上がっていません。農村の実態も全く変化がありませんでした。むしろ都市部との格差が拡大している感じを持ちました。政府は貧困改善の一環としてMicro Financeや協同組合などを奨励、補助金支給などをしていますが、なかなか思うように行っていないのが実情のようでした。かつての任地の人達からは小生に戻ってきて農村の発展に手を貸して欲しいという要望があちこちで出てきました。
現時点では小生一人の団体(?)ですが、今後賛同者を募り、正会員が一定数以上になった時点ではNPO法人登録をも検討し、資金調達を進め本格的な活動を可及的速やかに開始したいと存じます。
取り敢えず、小生は来年1月にはミャンマーのシャン州に入り、先に訪問した折に依頼された事案の一つである、「土着菌堆肥」のマスプロダクションProjectの支援をしようと考えております。「土着菌堆肥」とはご存知の方も多いかと存じますが、その地域の微生物を使用してより短期間で製造する堆肥の事で循環型農業には欠かせない要素の一つです。小生も3年間農家に製法、使用法などの普及に努めましたがなかなか普及しません。当方が実施するデモなどで有効な肥料だと分っていても”面倒”、”材料集めが大変”、”臭い” などが主な理由で普及しませんでした。それを一手に製造して安価で農家に供給するというProjectです。
当団体の設立趣意書を添付いたしました。もし、趣旨にご賛同いただける場合[正会員]あるいは[賛助会員]としてご登録いただければ幸甚です。
年会費は正会員:3,000円、賛助会員:1,000円を考えております。
ご登録いただいた方には後日振込用紙をお送りします。
なお、登録は下記項目を明記のうえ本メールへの返信にてお願いします。
会員の種類、
氏名
年齢
住所
電話番号
性別

宜しくお願い申し上げます。

NPO Bridges Across Asia:BAA
設立代表者: 白木 誠 
E-mail: makotoshiraki396@gmail.com
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今日は妻と二人で東京に出かけ、ある大学の大学祭を見物した後、国立新美術館を訪ねました。美術館は地下鉄千代田線の乃木坂駅の6番出口から直結した便利な場所にありました。大変大きなモダンな建物で、10月30日のブログで言及しました第44回日展が開催中でした。いただいた招待状を入場券に代えてもらって、日本画、洋画、工芸、彫刻とジャンル別に展示してある部屋を回って鑑賞してきました。いずれも素晴らしい作品ばかりで、普段あまり美術鑑賞をしたことがないものですから、妻ともども圧倒されてさすが一流作品はすごいと感心しました。
招待状を送って下さった知人のお父様である野口晴郎氏の作品は、母親と子供をデザインした独特の人形で、工芸の部屋に展示してありました。