2012年11月15日木曜日

朝から夕方5 時頃まで東京の秋葉原コンベンションホールA というところで、(独)農業生物資源研究所主催、(独)農業・食品産業技術総合研究機構中央農業総合研究センター共催による、「ポストゲノム時代の害虫防除研究のあり方」第5回-殺虫剤抵抗性問題の最前線-があり、私も聴講してきました。千葉大学時代に私の研究室を専攻した元学生の一人が現在は国立感染症研究所でリサーチレジデント(博士研究員)として勤務していますが、彼も「シトクロムP450による薬剤抵抗性機構」という演題で講演をしました。私が1960年代や1970年代にこういう研究テーマに取り組んでいた頃に比べて、前半の抵抗性遺伝子に関する基礎的研究はずい分進歩しましたが、後半のそれを農家か実際に抵抗性対策として使える技術にするという応用面ではあまり進歩していないなという印象を受けました。

総合討論で閉会後は、近くの秋葉原UDXビルで交流会がありました。7時過ぎに私は会場を後にしましたが、駅前の辺りはいろいろなライティング/イルミネーション(照明)が設置されてクリスマスの雰囲気を作り出していました。秋葉原の駅の周辺は、昔は青果物市場があって農家がトラックなどで収穫物を運んできたりして賑わっていましたが、今は高層ビルが立ち並び、近代的なおしゃれな街に生まれ変わっていました。