2012年11月22日木曜日

東京駅から東北新幹線「はやて」で岩手県一関駅に行き、そこから大船渡線で気仙沼駅まで行きました。駅前でレンタカーを借りる予定でしたが、予約してなかったので車を手配するのに1時間もかかるということでしたので、タクシーを使って陸前高田市に向かいました。タクシーを利用した被災地視察のコースができていて、運転手さんはまるでツアーガイドのように私が興味のあるところを案内してくれました。

目的の陸前高田市の広田湾に面した高田松原はつなみによって壊滅し、地震による地盤沈下で砂浜自体が跡形もなくなっていました。つなみに耐えて生き残った「奇跡の一本松」は努力の甲斐なく枯れてしまいましたが、保存のための加工処理中で、切り株だけが現地に残っていました。

学校を含めて多くの建物が倒壊したり、土台だけ残して押し流されたり、340トンもある大きな漁船が陸に押し流されて住宅地の道路に乗り上げていました。視察のコースに入っているらしく、倒れないように鉄の板の支えが溶接されていました。テレビで見た光景を実際に自分の目で見て、つなみの恐ろしい破壊力を感じました。