2012年11月23日金曜日

気仙沼、一関、仙台を経て、宮城県名取市に移動しました。駅前でタクシーを拾って被害のひどかった閖上湊(ゆりあげみなと)地区と仙台空港周辺を視察しました。
閖上湊町は壊滅状態で、中学校の亡くなった生徒たちの慰霊碑には胸が詰まりました。神社やお寺も破壊され、墓地も土台だけが残ってお骨が散乱していました。
松については、海岸線と並行に植栽されたものはなぎ倒されて、直角に植栽されたものは生き残っているように見えましたが、つなみが斜め方向から押し寄せたという証言もあるようですので、今後造林学の専門家による検証が必要かもしれません。
まだ仮設住宅に住んでいる方々もおられ、これから人々の生活再建も含めて街をどう復興していくのか、大変な課題だなあと思いました。それにしても、災害発生後1年8ケ月も経ってまだこの状態では、難しい問題とはいえ、行政的な復興事業が機能しているのか疑問も感じました。