2012年12月11日火曜日

今日は東京農業大学に行って昼過ぎに大学の周囲をジョギングしていたら、正門近くの世田谷通りの歩道で元日本を代表するマラソンランナーだった谷口浩美氏とすれ違いました。どうしてこんなところを歩いておられるのだろうと思って、自宅に帰ってネット http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B0%B7%E5%8F%A3%E6%B5%A9%E7%BE%8E で調べてみたら、何と2011年4月1日から我が東京農業大学の陸上部助監督に就任しておられるということがわかりました。靴が脱げるというアクシデントがあったオリンピックの後は旭化成の駅伝部におられたところまでは覚えていましたが、その後いろいろなところで指導者として活躍され、現在は東京農業大学の陸上部助監督をしておられたとは驚きました。これで、新春の箱根駅伝での東京農業大学チームの活躍が益々楽しみになりました。

カリフォルニア大学デービス校(UC Davis)の教授だった松村文夫(Fumio Matsumura)先生が12月6日に肺炎(a complication of pneumonia)でお亡くなりになったという訃報が届きました。松村先生は私より10年くらい年長ですが、大阪大学、東京大学を経てずい分初期の頃にアメリカに留学された方です。以来、殺虫剤の毒性機構解明その他の分野で世界をリードする研究をされ、私たちの憧れの対象であり、自分もああなりたいという目標の人物でした。多くの原著論文の他に、単著として執筆された「Insecticide Toxicology」(殺虫剤毒性学)という本は、多くの研究者に教科書的に利用されました。日本の多くの研究者を受け入れて指導し、私自身も一度カリフォルニアにお訪ねした時にご自宅に泊めていただいたこともありました。幸い、奥様をはじめご家族に見守られて穏やかに息を引き取られたとの奥様からのお便りがあったとのことで、ホッとしました。