2013年3月4日月曜日

アメリカ大使館に農務省の農業専門官として勤務しているS博士から、明日アメリカからの学生たち(将来農家になる)と大使館職員とで、千葉県柏市にある千葉大学の植物工場を見学に行く予定ですとのメールが届きました。土地の広いアメリカでは農地は水平に広がるのに対して、土地の狭い日本では垂直に何段もの水耕栽培棚を設置するので、vertical farming facility(垂直栽培施設)と呼ばれます。単に限られたスペースを有効利用するだけでなく、肥料(栄養)・温度・湿度・光などもベストの条件にコンピューター制御で自動管理されますので、植物を野外の土地や天候に左右されずに年間を通して栽培・収穫できるというシステムです。これを見て、アメリカの学生たちはどう感じるでしょうか。当然、設備費やエネルギー代などコストがかかりますので、付加価値の高い植物(例えば日本の自然環境下では生育が難しい薬草など)や、野外での栽培には制限の多い遺伝子組み換え作物など、でないと赤字になってしまいます。

今日も江戸川堤防を12Km 走ったり歩いたりしてきましたが、途中寄り道したり立ち止まったりしながら3月初旬の景色を楽しみました。