2013年5月12日日曜日

珍しくアメリカの孫のAika(愛夏)ちゃん(8才)から電話があり、Grandpa, do you eat fish eyeballs? (おじいちゃん、魚の目玉を食べるの?)と訊きました。アメリカ人は魚はたいていウロコを落として、内臓を除いて、頭を切り離して、背骨に沿ってナイフ(包丁)を尻尾の方に動かして肉を剥がして、裏返しにして反対側の肉を同じように剥がして、フライにします。頭や目玉は食べないので、毎週土曜に通っている日本人学校で日本では頭も食べると聞いて信じられなくておじいちゃんに直接確かめてみようということになったのかもしれません。私が、日本人がみんなそうかはわからないけど、私は食べるよと答えたら、そんな野蛮なことをするとは信じられないというような表情をしました。次に、gill (えら)はどうかと訊くので、えらはおいしくないから食べないと答えたら、brain (脳)はどうかと訊くので、脳は食べるよと答えたら、gross (気持ち悪い)と言いました。日本ではブリの頭とダイコンを煮て食べる食習慣がありますが、アメリカにはそういう食べ方はないので、不思議な気がしたのでしょう。国によって食習慣は違うことを教えるために、中国の人は鶏冠(とさか)付きのニワトリの頭も蛇も食べるよ(中国農業大学に行った時に学内のレストランで普通に出されていました)と言ったら、益々ショックを受けたようでした。世の中には自分たちとは違った食文化を持つ人々がいることを知ることも、8才の子供にとっては教育の一部なのでしょう。

松くい虫の実験で、マツノザイセンチュウを接種して枯れた松の苗の鉢が千葉大学園芸学部の共同研究をしている先生の圃場に置きっぱなしになっていたので、今日は2時間位かけて全部片付けました。暑くて汗びっしょりになって疲れたので、熱中症にならないように昼食をはさんで少し休んで、午後からは伸び放題になっていた圃場の草取り作業もしました。

中国農業大学のW教授から、名古屋大学の名誉教授のM先生と私に中国訪問を招待するから時期的にはいつが都合がいいかという問い合わせが届いていましたので、2人とも10月20日~27日が好都合で、雲南省の棚田や、除虫菊やニームの木を栽培しているところや、松くい虫の激害で松が枯れている地域に興味がありますと返信をしておきました。尖閣列島問題で政治的には日中関係がぎくしゃくしたり、鳥インフルエンザウィルスの問題もありますが、個人レベルでは中国の人たちと何の問題もありません。