2013年5月19日日曜日

朝はアトリエのすぐ隣にあるK氏の奥さんの実家に移動し、朝ご飯をご馳走になりました。奥さんの実家は周囲を山に囲まれた素晴らしい環境で、典型的な昔風の農家の造りでした。室内の壁が土と藁(わら)を混ぜて塗ったままで白壁になっていないのは、家を建てた祖父の時代に家というのは3代かけて完成させるものだと言われてわざと未完成にしてあるのだそうです。そうやって子供や孫の世代になっても、自分の家だという愛着をもたせるためでしょうか。天井の梁(はり)がりっぱなので訊いたら、松材だけど、千葉県にはそれだけの大きな松は残っていなかったので、福島県から松の丸太を送ってもらって梁にしたとのことでした。居間には神棚と仏壇があり、昔はほとんどの家でしていたように、自分たちが食べるのと同じご飯をお供えしていました。
家の周りにはグミや梅の木が実をつけていて、黄色や白の鮮やかな花を咲かしている木もありました。