2013年7月7日日曜日

このところ忙しくて長い間ジョギングをサボッていたら、昨夜と一昨夜は夜中に寝ている間に足が何回も攣(つ)って、起きて歩き回って痙攣(けいれん)が治まるのを待ちました。今日は昼間は真夏日なみの猛暑でしたが、思い切ってランニングウェアに着替えて江戸川堤防に走りに出かけました。頬や肩に心地よい風を感じながら、汗をビッショリかきながら14Kmを歩いたり走ったりするのは気分爽快でした。

5日の講演では松くい虫問題がメインテーマでしたが、6月22日に世界文化遺産に登録されたばかりの静岡県の三保の松原を6月27日に視察してきたことについても少し紹介しました。羽衣(はごろも)の松の周辺はまだ大きな松が何本も残っていましたが(殺線虫剤の樹幹注入で)、日本平の上から俯瞰した三保の松原全体は松くい虫被害で松が点と線しか残っていない歯抜け状態のところもありました。枯れて伐倒駆除した本数は、有人ヘリコプターで有機リン殺虫剤のスミパインを散布していた2005年までは年に152本程度に抑えられていたのが、ネオニコチノイド剤の年1回の地上散布に切り替えてから駆除本数は急増し、昨年20012年は年810本でしたから、今のままの防除方法を続けていけばいずれ三保の松原の松は消滅する可能性があると感じました。せっかく世界文化遺産に認められたのに、松が松くい虫で全滅して登録を取り消されるようなことになったら恥ずかしい限りです。

7月3日の朝日新聞には枯れた羽衣の松を伐採する作業が始まったことを伝えていました。樹齢650年と言われてきたそうですが、伐採した後で切り株の年輪を数えれば実際の樹齢が確認できる筈です。静岡市清水区役所の担当者は羽衣の松が何故枯れたのかは専門でないので答えられないと言っていましたが、マツノマダラカミキリ成虫の羽化脱出痕(丸い穴)がないかどうかだけも調べてくれればいいなと思っています。

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