2013年8月31日土曜日

国立感染症研究所に勤務している卒業生K君が送ってくれたトコジラミ(南京虫)に関する総説と最近NHKのクローズアップ現代で放送されたトコジラミ特集番組のDVDが届きました。防除方法は、殺虫剤散布の他に、物理的に吸い取ったり、加熱処理をしたり、蒸気加熱したり、いろいろ組み合わせて行われていますが、根絶するのはなかなか難しいようです。最近になって報告件数が増加している背景についてはいろいろな考察が行われていますが、終戦後防除に使われたDDT のような殺虫剤がなくなったことや、現在主流のピレスロイド剤に抵抗性が発達していることが関与しているようです。
アメリカでは探知犬を訓練によってトコジラミの成虫1匹、卵1個でも検知できるようになるとのこと。しかしやはり、生きた個体と死んだ個体を区別できない場合があるという問題も指摘されていました。

9月12日に高知県高知市で行われる農薬シンポジウムの主催者から、私の航空券が送ってきました。配布資料の督促の意味が含まれている筈ですので、明日なんとか頑張って仕上げようと思っています。

今日の運動は水元公園の中を2時間歩いてきました。夕方6時頃には太陽が沈み、いつの間にか少し日が短くなりつつあるような気がしました。捕虫網をもった子供たち4人が自転車で来て、池の縁で元気に遊んでいました。