2013年9月1日日曜日

9月12日の「農薬シンポジウムin 高知」で使う講演のスライドができたので、運動にでかけました。いつも松戸から市川に車で行く時に通る旧市川-松戸有料道路の左側に大橋という地区がありますが、低くなった地形のところにりっぱな農家の家がならんでいるのが気になっていましたので、そこを歩いて訪ねてみることにしました。
地形を理解するために付近を何回もグルグル歩き回ってみたら、両側を高台に囲まれた谷津みたいな集落でした。片側の高台には松戸市が設置した「大橋向山遺跡」という標識が立っていました。「向山」は「むかいやま」と読むのか「むこうやま」と読むのかわかりません。今は道路や畑や住宅地になっているところですが、縄文時代中・後期(5000年~3000年前)及び古墳時代中・後期(1500年~1300年)の地層から貝や獣骨・人骨が見つかったとの説明が書いてありました。市川市は東京湾に接していますので、5000年くらい前と1500年くらい前には海がこの辺りまで入り込んでいた時代があって、高台には海辺の集落があったのでしょう。当時の様子を想像すると、夢が広がって楽しい限りです。
低地に建っている農家のりっぱな母屋の前の道を歩くと、畑にオクラの綺麗な黄色の花や、珍しい形のトマトがありました。