2013年8月26日月曜日

島根県松江市の教育委員会が、広島の原爆と戦争の悲惨さを描いた故中沢啓治箸「はだしのゲン」を子供に見せるには残酷な場面があるとして、図書館の自由閲覧棚から自由には閲覧できない場所に移した問題について、この2、3日社会を賑わしていました。戦争とはそういうものだと子供に伝えることこそ重要だという多くの抗議が届き、今日松江市教育委員会は考えを変えて自由閲覧棚に戻すことにしたとニュースが伝えていました。当然のことですが、よかったと思いました。
私が昔アメリカのノースカロライナ州立大学に留学していた時、どこの国の留学生とも仲良くしていて何の問題もなかったのですが、ある時に台湾からの女子留学生(元々は中国出身)と話をしていて日中戦争中の日本軍による南京大虐殺の話題になった時に、当時私はそういう事件があったことすら知らなかった(日本の学校で教えられたことはなかった)ので、そんな話は聞いたことがないと言ったら、彼女は突然人格が変わったように猛烈に怒りだしました。その後よくよく調べてみたら、犠牲者の人数については異論があるようですが、実際に日本軍兵士による中国市民の虐殺があったということがわかり、恥ずかしい思いをしたことを思い出しました。
戦争を二度としないために、自分の国にとっては都合の悪いことでも、きちんと子供たちに教えるべきだと思います。

9月2日に開催予定の埼玉県農産物安全技術専門委員会の進行次第と資料が郵便で届きました。私が委員長で座長役をしなければなりませんので、あらかじめ目を通しておくことができるようにという配慮です。今年から3年継続の「土壌及び農産物における放射性物質の実態把握及び安全性確保要因の解明」という研究プロジェクトがスタートしますので、どういう報告がされるか楽しみです。

今日の運動は江戸川右岸を上流に向かって、常磐新線が川を渡る辺りで堤防を降りて、水田や住宅地を見ながら中川(大場川?)沿いに歩いて三郷排水機場のところで堤防に戻るというコースで、結局4時間近く歩きました。いい運動になりました。何日か前の猛暑日に比べると気温が下がって快適で、空も何となく秋空のような気がしました。
いつも見ている江戸川手前の酔(すい)芙蓉(通称酔っ払い)の花は、午後1時頃は白色だったのが、午後5時頃には確かにほろ酔い加減のピンク色に変わっていました。不思議なものです。
昭和7年(1932年)(私が生まれる10年前)建立と石碑に書いてあった小さな神社には、大きな目玉が2つ付いた藁でできた人形みたいなものが飾ってありました。何かの意味があるのでしょうから、今度もう一度来た時に誰か近所の人を見つけて訊いてみようと思います。

     (クリックすると写真は拡大できます)