2013年9月4日水曜日

松枯れ防除実践講座が開かれた岩手大学には少し早目に着いたので、学内をちょっとだけ散歩する時間がありました。さすが伝統のある大学だけに、構内には巨大な木が何本かありました。

講座では挨拶その他に続いて、岩手県農林水産部森林整備課長のA氏が講演し、岩手県における松くい虫の侵入・拡散状況を説明してくれました。県南部から侵入した松くい虫は先ず幹線道路(国道)沿いに北上したので、見つけるとすぐ伐倒駆除をして拡散を抑えてきたが、現在は侵入地域が面として広がって盛岡市まで入ってしまっているとのことでした。
独立行政法人森林総合研究所東北支所のN氏の講演は、松くい虫防除の戦略について、予算と人員が限られた現状では、最前線(岩手県盛岡市のような)に集中的に戦力を投入してそれ以上の拡散(青森県への侵入・分布拡大)を防ぐことの重要性を指摘しました。
私の講演も時間を5分くらいオーバーした以外はまあまあというのが自己評価ですが、他の参加者からはお世辞が半分かもしてませんが、高い評価をいただきました。

交流会(懇親会)では、島根県や長野県や群馬県などから参加された方々と名刺交換・情報交換ができて有意義でした。