2013年10月5日土曜日

朝ラリー君とすぐ近くのウォルマートというスーパーマーケットに行ってフィッシングライセンスを購入しました。以前は、1年間有効なのと1日だけ有効なOne day permitというのがあったのですが、ルールが変わったらしく、1年間有効か10日間有効かになっていました。私たちのように州外の住民の10日間有効なライセンスは一人$10でした。それからLake Johnson に行ってJohn boat(平底のボート)と電気モーターとバッテリーを$10で1時間借りることにしました。昨日の食事代のお返しとしてお金は全部ラリー君が払ってくれました。

湖面にはすでに3艘(そう)のボートがでてフィッシンブをしていました。ラリー君が船尾に座ってモーターの操作をしてくれましたが、これも私が自由に釣りができるようにとの配慮です。最初は二人とも紫色のプラスチックウォーム(ミミズ)をつけて投げていましたが、当たりがこないので、途中から私は太った魚の形をした深く潜るタイプのルアー(疑似餌)に切り替えましたが、それが正解で2.5ポンド(1.1Kg)くらいのいいサイズのラージマウスバス(日本ではブラックバス)とやはり同じくらいのサイズのキャットフィッシュ(ナマズ)を釣り上げました。両方ともいいサイズでしたので、引きが強く、無理して引いてラインが切れるといけないのでしばらく引き合いをしながら魚が疲れて引きが弱くなるのを待って釣り上げました。ラリー君の奥さんのリンダさんは料理が上手で、いつも釣った魚をすぐ料理してくれるので本当はモーテルに持って帰って自慢したかったのですが、魚を保持する紐も入れ物も持っていなかったので写真だけ撮って水に放してしまいました。わずか1時間でこんないいサイズの魚が2尾も釣れたのですからラッキーでした。
若い頃だったらラリー君も私も何時間でも釣りを続けたのでしょうが、二人とももう老人ですし、モーテルで女性二人がご飯を作って待っている筈だからと思って、最初の予定通り1時間だけで止めました。1970年代の初めの頃にノースカロライナ州立大学にいたラリー君と一緒によくKerr Lake という湖にフィッシングに行った当時を思い出し、楽しい時間を堪能しました。

モーテルに帰ったらマージーさんもリンダさんも女性は女性同士でどこかに出かけて留守でしたが、間もなく帰ってきて4人で近くのオールドチャーリーというアメリカ料理のレストランに行って昼食を食べました。お金はリンダさんが全部払ってくれました。しばらくおしゃべりをしてからモーテルに戻り、ラリー君とリンダさんは荷物を車に積んでサウスカロライナ州に向かって出発しました。来年もし私がまたアメリカに来れたら、今度は私がサウスカロライナ州の牧場を訪ねるからと言って別れました。昨日の夕方着いて、今日の昼までの短い時間を私と過ごすために片道5時間も車を運転してきてくれたことになりますが、こういうのが南部の田舎のアメリカ人らしい良さだと思います。

昨日到着したばかりのリンダさんが、何て人が多いのだろうと言ったことがちょっと気にかかりました。普段サウスカロライナ州のギャフニーという田舎町の広大な牧場に暮らしていて、リンダさん自身は今でも刑務所で教師をして働いていますが、朝は鶏のコケコッコーで目を覚ますようなのんびりしたペースの生活をしているので、ノースカロライナ州のローリー市のようなところで人がたくさんいるのを見て住んでいる世界が違うような違和感を感じたのでしょう。日本でも千葉県に住んでいる私がたまに東京の渋谷や新宿の駅前辺りに行って、多くの人々が夜遅くまでゾロゾロ歩き回っているのを見ると、何か別世界のような違和感を感じるのと同じ気持なのかもしれません。 今日は朝の散歩も夕方のジョギングもできませんでした。