2013年10月7日月曜日

珍しく一日中雨が降ったり止んだりの天気でした。日本からいろいろな連絡のメールが入るのでその返信に時間を使いました。 私は千葉大学園芸学部公開講座「食の安全と安心」の一クラスを今でも担当していますが(本当は非常勤講師も70才定年なのですが、講座の世話人が余人をもって変え難しという説明で延長してくれています)、何年か前に担当者全員で書いた本が少し古くなったので改訂版を出すことになり、なんと原稿の締め切りが10月末とのことでしたが(私が農大客員教授を定年退職後のメールアドレスがわからなかったので連絡が遅れたとの言い訳で)、11月末までならということでOKしました。

一番の問題は、アメリカの大統領と共和党主導の議会(と言っても主としてその中の保守的なTea Partyと呼ばれるグループ)との対立で予算が執行できなくなり、農大で10月16日に予定していたUSDA(アメリカ農務省)のDr. Bernierの特別講演ができるかどうかという心配でした。山本 出先生からも昨夜心配の電話をいただきました(時差の関係でこちらの夜中の2時半頃)が、結局無理だということになり、中止することにしました。その後、日本のどなたかからこちらの時間で夜中の3時近くにまた電話があったのですが、私が目が覚めて電話を取った時には切れてしまいました。日本との時差は13時間ですから、ちょうど昼と夜が逆になります。

フランク君の奥さんのジョアンさんは持病のうつ病が発症して体調がよくないということで、夕方フランク君だけが私のモーテルに来て、マージーさんが作ってくれた夕食を3人で食べました。玄米に野菜や鶏肉が入ってごちゃごちゃに煮てある料理でしたが、レストランで食べるのと違う家庭料理の暖かさがありました。

アメリカは日本よりも失業率が高い筈ですが、このモーテルの入り口にも求人の看板が立っています。多分客室の掃除かシーツやタオルの洗濯か庭の芝生や花壇の手入れか故障ケ所を直すような仕事でしょうが、アメリカでは仕事に貴賎はありませんので、仕事があるということはありがたいことです。しかし実際にそういう仕事をしているのは、黒人かスペイン語を話す人たち(メキシコやプエルトリコからの労働者)が多いのは事実です。

トコジラミに汚染されているというマンションから生きているトコジラミを捕獲しようと思って、砂糖水にイースト菌を混ぜて炭酸ガスを発生させたり、使い捨てカイロで熱を発生させたり、日本環境衛生センターのトコジラミ飼育容器の中から持ってきた臭いがしみ込んだ紙片を黒い紙の間に挟んだトラップを仕掛けてみましたが、全く捕れませんでしたので、今夜は私自身が裸でベッドやカーペットの上に寝て捕獲できるかどうか試してみるつもりです。それでも1匹も出てこなければ、トコジラミはいないということで、防除業者が使った探知犬の判断は間違っていたことになります。